8時過ぎに、洗濯機のスタート音が聞こえてきたので、義母が起きたらしい。
下に行ってみると、静かで暗いまま。
義父はまだ起きていなくて、
義母は着替えて、一人でリビングでカレンダーを眺めていた。
「昨日はいったい、何だったの?よくわからなくて…。」
さて、昨日はいったい何だったのか?を聞きましょうか
「昨日はね、引っ越したのよ」
「どっかに泊ったんじゃなくて、引っ越したの
」
「そうなの、引っ越し」
「ついに、引っ越しちゃったか~
」
「あっちの家も、寝室の隣にトイレがあるのは変わらないのよ。こっちの部屋はないの。
この辺りには確か、風呂場があったような気がする」
「引っ越しってことは、荷物も運んだの?」←悪ノリが過ぎる?
「そうよ、あっちの家に、もう動かし終わってて」
「今は、どこにいるの?」
「この家」
「今朝、もう洗濯機も回ってるよね」
「そうよ、まず起きたら、洗濯機は回さないと」
「じゃあ、次は、ゴミ捨て。もうすぐ、収集の時間になっちゃうから」
ゴミは無事、収集時間に間に合いました。
そのうち、義父も起きてきて、着替えも済み。
義母、それでもボーっとしています。
「それで、昨日のアレは、何だったの?」
「気になるんだね。でもね、昨日、おやすみなさいって言って、義母は布団に入ったのね。
それで、朝起きたら、昨日の夜に引っ越しをした、って言うんだけど、
それって、やっぱり『夢』なんじゃないのかな?それだと説明がつくよね」
とは言ってもね、『夢』で、義母は納得しないの。
認知機能低下の脳で、自分の納得を探し続けるんだよね。
先日の、歯医者に泊まった話も、
翌日に来た、義姉に話して聞かせたら、
「そうなの、医者に泊まったのよ。でもどうやって帰ってきたのかわからなくて、いまだに不思議なの」
次の日になっても、解決していなかった。
今日もずっと、引っ越ししたはずなのに、と思って暮らすのかな?
さて、ゴミ捨てが終わって、すぐにブログを書いてます。
義父母は朝ご飯がまだなので、ちょっと様子見てきます。
今日は、義父母も嫁も、予定がないので、ゆっくり。
追記~
様子を見に行ったら、やっぱり横になっていて。
「朝ご飯は?」
「昨日のあれは、結局、何だったのかしら?」
嫁が朝ご飯の支度はして、義母にも食べさせました。
「夢じゃ、納得できないんだね」
「私のあの世界はなに?私は、どこの世界に行くのかしら…」