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連載「75歳の義母が車を手放すまでの日々」

 

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今回の作戦は、カギを預かる提案ではなくて、宣言です。

嫁が、有無を言わさず、預かっています。(だから、隠したに近い)

 

その翌日、心療内科の受診日。

 

お母さん「調子良さそうだから、運転したらどお?」

 

おばあちゃん「あの病院までは道がわからないから、しません」

 

 

診察室にて

 

おばあちゃん「ここへ来て急激に調子が悪くなった。というのはやっと車が戻ってきたのに、

第一声がカギは私がとっておくから、運転ダメだって。寒いからお布団に行ってるだけなの。

それだけのことなのに、具合悪くて寝てるんだって言われるのむかっ

 

お母さん「カギは預かって、乗るたびに調子を確認して渡して、乗ってもらいたいんです」

 

病院「一回一回確認して、いいんじゃないの。あぁ、プライドが許さないのね」

 

おばあちゃん「行くところは決まってるの、遠くないの。40年間無事故無違反、

  自分でわかるから自分で決めたいっていうのに、5月の更新も通ってますよね」

 

病院「基本的にはOKなのであって、躁と鬱のときはいつも見ている人の判断でいいですよ」

 

おばあちゃん「でも、カギ取られちゃったら運転出来ないじゃない

 

病院「いや、取られたんじゃないですよ、カギ貸してって言えばいい」

 

おばあちゃん貸しませんって言うの

 

病院「いやいや、貸しませんって言ってないでしょ。いつも見てる人が

  『今日は頭まわってないね』『今日は元気だね』って言うのがいいでしょ」

 

おばあちゃん「寒くなってきて、庭もできないし、新聞も字が小さくてよめないし

  だんだん落ち込んできちゃって、やることもないし…」

 

病院「やっぱり、だんだん鬱期に入ってきたんだね」

 

おばあちゃん「だめです、もう。でも、乗るなって言われると…」

 

病院「乗るな、になってないでしょ、現実」

 

おばあちゃん乗るな、になってるんですよビックリマークだってカギ取っていったんですよ、

  ちょっとそこまで、って思っても…」

 

お母さん「だから、話に来てほしいんだよあせる

 

病院「知らない間にふらっといかれちゃっても困るからね、

  そこは少し妥協してください」

 

 

どーやっても、『ダメだって、カギとられた』になる。

なぜ、正しく伝わらないんだろう・・・

 

(この時点で、認知症の診断はでていない。今ならわかる、理解力が落ちている)

 

【プライド、被害妄想、人の話を聞く気がない、思い込みが激しい、頑固・・・】?