キサラギ。
小栗旬、ユースケ・サンタマリア、小出恵介、香川照之、塚地無雅のキサラギ。(2007、佐藤祐市監督)
108分と上映時間自体は長くはないですが、それよりももっと体感時間は短く、
あっというまにストーリーに釘付けになり、面白く見られた2時間弱でした。
最後のループのところは、個人的にはいらなかったかなと思いますが、ひとそれぞれかもですね。
如月ミキちゃんというアイドルのファン5人が彼女の死の1周忌に集まって
彼女の死の謎について迫る、密室推理劇。
そんな風に映画の概要は語れると思うのですが、
ボクに個人的に残った読後感は、推理劇を見終わったあとのスカッとした気分というよりも、
様々なひとの想いの積み重ねの中で、ひとは暮らしている。それらはすべて、必然である。
という改めて感じた想いと、温かい気持ちでした。
だからこそ、最後にループした感じが、推理劇っぽくてイヤだったんだなぁ。
推理劇だと思ってみてたら、最後またニヤってしたあとに、気分良く映画館を出られる展開だったんでしょうが、
そういう映画じゃない気がして。惜しかったです。
でも全体としては、すごく面白く見られたし、温かい気持ちにもなれたので、ホント、良かったです。
如月ミキちゃんのために集まった5人。
その一人ひとりが、ミキちゃんのことを思って、なんらか行動してて、
その行動の積み重ねが、彼女を支えていたわけで。
彼女は死んでしまったけど、みんなの彼女を思う気持ちは消えない訳で。
どストレートにやっちゃうと歯の浮く感じになっちゃうところを、
コメディでやるからこそ、ちゃんと伝わるものになったんだろうなって思いました。
脚本の古沢良太さんにカンパイです。
みなさんもぜひー。
- キサラギ スタンダード・エディション
- ¥3,591