かおるりんこと
早乃香織ちゃんプロデュース!
The Art Night
朗読劇「ブルカニロ博士の図書館」
無事に終演致しました。
遡ること2月末。
かおるりんと莉紗さんと久しぶりに3人で集まって。
'お芝居がもっとしたい'ってところから始まった、わたしたち3人の演劇部。
最初はカラオケやカフェで集まって既存の台本を読んでいるだけだったのに、かおるりんの定期公演やラジオの時間を演劇部がお借りするようになりました。
6月はアンデルセンの「絵のない絵本」から抜粋・脚色しての朗読劇を。
8月は自分たちでアイディアを出し合ったオリジナル脚本での会話劇を。
そして、ついに!
今回は自作自演・自画自賛を脱出!!
能條由宇さんの素敵な脚本にご一緒させていただけることになったのです。
さらには脚本だけでなく演出まで!
かおるりんからお話はよく伺っていて、8月の公演もいらしてくださっていた由宇さん。
アカデミーの先輩でもあり、わたしたちのことを本当によく理解してくださって。その博識ぶりからたくさんお芝居のヒントをいただきました。本当に頼もしかった!
短い稽古期間でしたが、すっかり懐いてしまいました。笑
ブルカニロ博士の図書館にかおるりん演じる'私'が迷い込み、そこで不思議な本たちに出逢うことから始まるこの物語。
真理さんの素晴らしい音楽でぐっと世界に惹き込まれました。
とあるライブを観に行ったときに初めましてだった西出真理さん。
その後何かとご縁があり、'とってもゴースト'の現場でもお会いしました。今回はやっと舞台上でご一緒できて嬉しかったです。
ブルカニロ博士の研究員に、
魔女のオーキッドグレイ、
そしてアメリア・イアハート。
役との出逢いには少なからず何か意味があると思っていますが、特にアメリアとの出逢いは財産になりました。
莉紗さん演じるマリーにたくさん心を動かされました。
三姉妹の魔女たちは、ひたすら楽しかった!
脚本を読んだときから早く読みたい!と思っていたお話。
クールぶっているオーキッドグレイは、
しっかり者のサハラこと莉紗さんと
ちゃっかり者のウィスタリアことかおるりんに
とっても助けられていましたとさ。
2年前のスター誕生ぶりだった奈良坂さんとは朗読劇ではあまり絡みがなかったのですが、ライブパートでデュエットしていただきました。
ふふふ!
本番では味わったことのない新しい瞬間に出逢いました。
みんなで紡いだ一瞬一瞬が積み重なった30分だった気がします。
凝縮された濃密で贅沢な一滴を、ぎゅっと絞り出したような感覚でした。
その時にしか採れない、エクストラヴァージンオリーブオイルみたいな。
本の言葉を借りるとしたら、
その一瞬のことを「楽園」と呼ぶのかもしれませんね。
わたしたちはその一瞬の楽園の虜であり、
それを探して今日も板の上に立つのです。
ブルカニロ博士の図書館だけが知っている、
消えてしまったはずの物語の数々のメッセージが
少しでも伝わっていますように。
お忙しい中、いらしてくださったお客様。
そしてキャスト、スタッフの皆様。
すべての方々に愛と感謝を込めて。
Haruka Nakau