いつもご愛読ありがとうございます。
『えきせんとりっく』のしのや.です。
 
長編小説『Faint』完結しました。
 
今作は、今までとは違う世界観の物語を書いてみました。
 
 
"茜"の存在を中心に進んでいくそれぞれの運命。
主人公の友香は茜と出会い、生まれて初めて恋を知り自分の殻を破った。
高校生の愛萌は茜と出会い、その底知れない魅力に深くのめり込んだ。
かつて自堕落に生きていた理佐は、茜と出会い生きがいを見つけた。
 
中心人物である茜は、3人を深く愛していた。
自身の愛し方を誰もが受け入れられるわけではないと分かっていた茜は、
今まで誰かに恋をしても同意を得られなければ身を引く覚悟を持って生きていた。
しかし友香と出会い、初めて"失うことの怖さ"に気付く。
同時に皆に隠し続けていた身体の状態を察し、友香との衝突後、自ら姿を消した――。
 
 
愛し方って色々なものがありますよね。
たった一人を愛する人、複数を愛する人、恋愛感情ではなく人として誰かを愛する人……。

その形は人の数だけあって、どれが一番正しいとか間違っているとかではなくて、その全てが正解なんです。
『えきせんとりっく』の長編小説ではそんな多様な人たちを描いてきました。

いつか、誰もが他人を尊重できる、そんな世の中になればいいですよね。






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そしてここではもう一つ、大切なお知らせがあります。
 

今作『Faint』の完結をもちまして、
当Blog『えきせんとりっく』での小説投稿を終了します。
 
ここで小説を書くモチベーションを保ち続けるのが難しくなり、終了を決断しました。
 
初めは自己満で投稿していたにもかかわらず、今まで本当にたくさんの方が『えきせんとりっく』に訪れて下さいました。
 
そのおかげでここまで楽しく書き続けられたのは間違いありません。
 
自分の小説を読んで下さった誰かの心に、何かしらを残せていたら嬉しく思います。
 
このブログはしばらくは残しておこうと思っていますが、いずれは消す予定です。
 
ここでの小説投稿は終わりになりますが、
小説の執筆自体は15年前から今まで続けているので
これからもそれは変わりません。
 
今まで本当にありがとうございました。
またどこかで、お会いできる機会があれば。
 
 
しのや.