看護師になって、良かったこと | snyfのブログ

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看護師になって

まる4年が過ぎた。


看護師になったことは全く後悔してないし

またとない経験をさせていただいてるなって

心底、そう思っています。


そしてそれは

僕の人生、人生観に

計り知れない影響を与えた。


とくに

COVIDのことがあってからは、より一層。

とてつもなく、深く。


だけど


看護師になって良かったことは、ない。


いっつも落ち込んでばっか。

悲しいことばっか。

辛いことばっか。

しんどいことばっか。

悔しいことばっか。


俺はもともと

数学とか論理学の人間だからさ

ほんのわずかでも矛盾を感じると

それはもう強烈なインパクトでね、

わけわかんないことばっか。

心の中は、処理できないことばっか。

そしてそれは

毎日毎日

降り積もっていく。


永遠に降り積もる雪のせいで

どんどん、

大地が全く見えなくなるように

自分の地肌を、

本当の自分を見失いそうになったり

自分が自分でなくなってしまうんじゃないか

と、思うことさえあった。


本気で、

「もう、やめよっかな」って

そう思ったこともある。


人生は、

人生で起こる出来事たちは

いつのときも、自分に容赦ないのだ。


看護師になって良かったことは、ない。


いや、

正確には、なかった。


今ね、

実家の猫2匹が調子悪くて

時間があれば

できるだけ帰るようにしてるんだけど


猫だけじゃなく

ばあちゃんも調子悪くてね


ばあちゃんね、

パーキンソン病になっちゃった。


ばあちゃん、

あちこち痛くて

寝れないんだって。


こないだ帰ったとき

ばあちゃんの背中と腰に

湿布貼ってあげたの。


「あんりゃ〜!

看護婦さんになったしんやに

湿布貼ってもらったじゃあ!

これくらい良かったごどねえな!」


って

泣きそうな声で言うの。


その晩は

全く痛みなく、

ぐっすり眠れたんだって。


それは嘘かもしれないよ?


全く痛みがないってのは盛りすぎて

実はちょっとは痛かったのかもしれないけど


ばあちゃんの心に、ボロボロ泣けた。


初めてでした、

看護師になって良かったなって

心底そう思えたのは。


猫のクロもウールも、愛してるよ。

ばあちゃん、

愛してるよ。