夜明けの宇宙飛行士 | snyfのブログ

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最後の夜勤が終わった。

なんか本当に不思議な感じだ。
もうなんとも言えん。
この感情はとても言葉には表せない。


夜勤が終わって
市内に向かって車を走らせると
天気の良い日は早くも遠くに栗駒岳が見えて
これがまた言葉もない美しさで。

北上大橋から北上川を眺めると
水面に光が跳ねていて
あの美しさも忘れられない。

工業団地から市内に向かう途中には
牛がたまに放牧されていて
あの牛たちのかわいかったこと🐄

夜勤明けはなぜか
無性に焼きそばが食べたくなって
よく近くのコープで売ってる
お惣菜の焼きそばと缶ビールを買っていました。

焼きそばと、
筋子のおにぎりと、
キリンビール。

なぜかこれが、
夜勤明けに無性に食べたくなるもの。

夜勤明けの
すっからかんの胃袋に
缶ビール入れるとまあ染みる。

くぅぅぅぅぅううううううう!!!!

ってなるよね。

まるで油を差した熱々のフライパンに
水を入れてしまったかのように。

…はじけすぎか。

ローソンまちかど厨房の
卵がやばすぎる「焼豚丼」もよく食べた。
夜勤明けになぜか食べたくなる。

結局1か月に1度くらいのペースだったけど
朝ガストするのも楽しみのひとつでした。

日替わりスープがなぜか大好きで
何杯も飲みながら
ゆったり過ごしていました。

ちなみに最後の今日も
ガスト行ってきた。

もうたぶん、これが最後かな。


新人ほやほやの頃、
オリエンテーションで当時のボスに

「夜勤て、何人でやるんですか??」

って尋ねたら

「これだけの人数をたったの3人で看るのよ!
今は想像できないでしょう!☺️」

って大笑いされたのを
昨日のことのように思い出します。

うん。

当時はとても想像できなかった。

あれからもう、
3年以上の年月が流れたんだなあ。

病室の窓から眺めた山々の景色が、
わけもなく好きだった。

夜が明けるにつれて
世界は、遠くの山々の輪郭を
ゆっくり描き始める。

その、なんて美しかったことー。

ある先輩から
「天気の良い日は明け方、
遠くの山に風車が見えますよ」
って教わったんだけど
結局最後まで風車、
見つけられなかったなあ。

それは本当に、残念。

東の通路奥から朝日が廊下を眩しく射して
奥の方からステーションに向かって
しっかりとした足取りで歩いてくる
夜勤の先輩たちを初めて見たときは、

本当にまるで
地球を救って無事に帰還してくる、
アルマゲドンの宇宙飛行士のように見えたものです。


ああ、先輩たち、かっこいいな。

って、
すんごい思ったな。

あの当時の強烈な感情は
今も風化することなく
心の中にずっとあります。

憧れや、夢ってとっても大事。
夢ほど強いものはないよ。

有名な登山家であるGastonRébuffat。
彼はこんなことを言ってます。

「私は、想い出より憧れのほうが好きだ」

しかしあの朝ぜったい、
棟内にエアロスミス流れてたわ。

夜勤そのものにもたくさん想い出があるし
本当にいろんなことを経験させて頂いたけど
それは胸の中にしまっておこう。

30歳を過ぎてから
頭も身体も、本当に衰えを感じるようになった。

看護学校時代からそれは
痛烈に感じるようになった。

まだ20歳初めの頃、
理学部で数学やってたときのような
頭の柔らかさや記憶力は全くないし

体力もなくなってるし
休んでも疲れはとれないし

3交替勤務は正直、
現段階でもしんどい。

だからこそ
なるべく早く、
もっともっと色んな経験をしなければ。

今日より若い日はないのだから。