30人目の区切りとして、満を持してご紹介するのはCharさんこと竹中尚人氏。

 

最初にこの人のギターを聴いたのは、40年以上前だったと思う。

その時聴いたのがこの曲だった。

 

やがてCharさんはテレビ等のマスメディアにもちょくちょく登場するようになり

当時の歌謡番組(夜のヒットスタジオやベストテン系)にも出演し、いわゆる

「歌謡ロック」と呼ばれ、一時期はアイドル系ギタリストとして人気を博す。

 

ちなみに若い頃のCharさん(今ならジャニーズに入れそう…)

 

当時の自分の中ではほぼ洋楽*しか聴かなくて歌謡番組等も一切見ていなかった。

※LAZY~LOUDNESS、44マグナム等のジャパメタ系除く

 

Charさんはその後、JOHNNY, LOUIS & CHAR~ピンククラウドとバンド活動を

行っていたが、あまり聴く機会がなかった(私の視野(聴野?)が狭くなって

HM/HRしか聴いていなかったからかもしれない。

 

そんな私でもいい加減HM/HRだけ聴いていてもギターの成長にもならず、

正直、似たようなバンドばかり(当時LAメタル全盛期から後半)で食傷気味

だった為、色々な方向にアンテナ伸ばす、昔聴いていた音楽を聴きなおす等

行っていた中、Charさんを再度注目するようになったのだ。

 

Charさんが中学時代必死にコピーした、というE・クラプトンの「クロスロード」を改めて聴き、練習したものだ(笑)

 

※ちなみにE・クラプトンについては過去にあげているので、興味のある方は

 

「歌謡ロック」と言われた時代の曲も、Charさんの渋みが加わりこんな名曲に

 

最近ではストラトも弾くが、やはりCharさんにはムスタングが似合う。

ストラトに比べ一回り小さいので、ネックも握りやすい(女の子にお勧め)

このギターが偶然にも手に入らなかったら、代表曲「SMOKY」の途中の

ヴォイシングも思いつかなかった、という本人の弁。

(ネックのスケールが小さい為、偶然間違って押さえられたという話

 

でも、Charさんと言えば、故石田長生氏とのコンビ「BAHO」だろう。

2人ともルーツ等は別だがテクニックは十分なので、お遊びで演芸

やっているかのようなLIVE構成で、素人が観ても十分笑えると思う。

2人ともに会話も得意だし。

 

例えば、1、3、5弦と2、4、6弦の三本ずつだけ張ったギターをそれぞれが

持ってベンチャーズの「ダイヤモンドヘッド」を演奏したり、普通では

考えられないし、演奏も出来ないだろう。

 

残念ながら上記の動画はCharさんのレーベルが版権取得したらしく

YouTube等では閲覧する事は出来ないが…

 

これは私見だが、Charさんにとって石田長生氏との特別な思いがあるから

封印したのではないかな、と思う。

 

最近のCharさんの配信動画を観たのだが、自分のやってきた事、これからの

ギタリストに向けてのアドバイス等、遺言ではないが、自分がいなくなった後

伝え残す事を考えているような雰囲気を感じるのは私だけだろうか…