凶暴な純愛...

 

L・ベッソン監督作品の中で「グラン・ブルー」の次に好きな作品です。

 

ニューヨークで孤独に生きるイタリア系移民のレオンは、プロの殺し屋として、レストランの店主のトニーを介した依頼を完璧に遂行する日々を送っていた。

ある日、「仕事」帰りのレオンはアパートの隣室に住む少女マチルダと知り合う。マチルダの父親が麻薬密売組織の「商品」を横領したことを見抜いたスタンスフィールドとその一味がジョセフの部屋に押し掛ける。開き直ったジョセフと一味は銃撃戦となり、マチルダの家族は4歳のマイケルも含め皆殺しにされた。買い物に出掛け、運良く難を逃れていたマチルダは、とっさに隣室のレオンに助けを求め、レオンはしばし逡巡した後に彼女を保護する。

「根が地面についてないということが自分と同じだ」と、鉢植えの観葉植物に強いシンパシーを寄せるレオンに共感を覚えるマチルダは、巧みな駆け引きを駆使し、弟の復讐のため殺しの技術を教えてほしいとレオンに願い出る。「ボニーとクライドや、テルマとルイーズみたいにコンビを組もう」という彼女に戸惑い、暗殺技術を伝授することをためらうレオンだったが、その熱意に押し切られる。レオンはマチルダに戦術の初歩を伝授し、マチルダは家事全般を請け負う傍ら、学がないレオンに読み書きを伝授することになった。奇妙な同居生活を始めた二人は、やがて互いに心の安らぎを見出すようになり、複雑な感情と信頼を抱いていく。


今日は仕事後(テレワークなので)トレーニング(EMSで腹筋ワークとエアロバイク)しながら映画を観ていました。

観ていた映画はお気に入りの映画の1つ、「LEON」です。

まぁ、話は皆さんご存じだと思うので、今更ここで話す必要はないと思いますが、レオンとマチルダの純愛を描いた悲しいバイオレンス映画ですよね。

最初はマチルダを遠ざけようとするレオン、過去に辛い恋をした経験があった事がトラウマであったと打ち明け、マチルダを幸せには出来ないと思い込み悩むレオンは本当に彼女に対して真摯に向き合っていて心が打たれます。

またマチルダも大人は皆自分に対して暴力や意地悪な事ばかりしてくる、敵のような存在だったのに、レオンのような優しく接してくれる大人に出会って初めて心を開いていきます。

この出会うべくして出会った二人の結末に向かって、絡んでくるのが、R・ベッソン監督作品には常連のG・オールドマン!もう悪役やらせたら最高にCoolかつコメディにも演じてくれます。

物語終盤、マチルダを逃がすシーンでレオンをこう言います。

 You've given me tasteful life. I love you, Mathilda.
 「君は俺に生きる希望をくれた。マチルダ、俺は君を愛してる」


マチルダもこう返します

 I love you, too, Leon.
 「私もよ、レオン」


緊迫感ある中、お別れしなくれはならないけれど、気持ちを伝えあう、私がとても好きなシーンですね。

観終わってからふと思ったのですが…

私の年齢考えると、最近知り合う20代の方だと、このレオンとマチルダの年齢差に近しいものになりますね(笑)

うーん…女性から見てこの年齢差は恋愛対象としてありになるんでしょうか(笑)
凄く違和感を感じたまま日記を終えるのですが…


物語終盤、一人残されたマチルダは、トニーに殺し屋の修行をさせて欲しいと頼むが断られる。レオンの遺産は彼の意志により、トニーが管理して少しずつマチルダに渡されることになった。マチルダは学校の寄宿舎に戻り、レオンの形見となった観葉植物を学校の庭に植えるのだった。

 

まるで「レオン、あなた、地面に根が生えたわよ」と言うかのように…