
こんにちは。
清潭(チョンダム)SNU整形外科です。
本日は、多くの方がご自宅で手軽に行っている角質ケアと、
肌の深い層にアプローチする
ウルセラ/サーマクール/レーザーなどの
専門的な肌施術を併せてご検討される際に、
必ず守っていただきたい大切な原則について
お話ししたいと思います。
📌 なぜ多くの方が自宅でピーリングを
手軽に始めてしまうのでしょうか?
多くの方が、
化粧品ショップやオンラインで
角質ケア製品を手軽に購入し、使用されていますが、
その理由はとても明確です。
✅ 手に入れやすさ・利便性
市販では、AHA・BHA・PHAなど、さまざまな成分を配合した
トナー、セラム、スクラブ、パッドタイプの製品が
数多く販売されており、
専門的な知識がなくても、
手軽に購入・使用することができます。
✅ 経済的な負担が少ない
医療機関での施術と比べて、
比較的低いコストで
肌のキメを改善できる、
という認識が広くあります。
✅ 即効性を実感しやすい
使用直後から肌がなめらかでツヤが出たように感じ、
翌日のメイクのノリが良くなることで、
効果を実感しやすく、満足感を得られます。
✅ メディアやSNSの影響
「角質ケアは必須」という情報や、
さまざまな使用レビューがあふれ、
日常的なビューティールーティンとして
定着しています。
しかし、
このような手軽さや即効性の裏には、
見落とされがちな重要な注意点が潜んでいます。
特に、肌の深部にあるシワ・たるみ・毛穴を
改善することを目的とした
ウルセラ(超音波)、サーマクール(高周波)、
RFニードリング、CO2レーザーなどの
専門的なエネルギー施術を予定されている場合、
セルフピーリングの習慣が、
施術の妨げになる可能性がある
という点を、あらかじめ知っておく必要があります。
📌 自宅でのピーリングを中止すべき理由
「肌のバリア機能」
肌の最も外側には、
目には見えない**「肌のバリア機能」**が存在します。
このバリア機能は、
外部刺激から肌を守る防御壁であり、
同時に水分を保つための保護膜でもあります。
セルフピーリングは、
この大切なバリア機能を
一時的に薄くしてしまう行為です。
バリア機能が健やかな状態であれば、
軽い角質ケアによって
なめらかな肌を保つことも可能ですが、
**問題となるのはその「タイミング」**です。
すでに肌のバリア機能が薄くなっている、
あるいはダメージを受けている状態で
強力なエネルギー施術を受けると、
どのようなことが起こるのでしょうか。
やけどや強い赤みが
生じるリスクが高まります。
(エネルギーが想定より深部まで到達するため)
施術後に肌が黒ずむ可能性があります。
(炎症後色素沈着〈PIH〉のリスク増加)
回復が遅れ、
感染の可能性も高まります。
そのため、施術前は
肌が刺激を受けていない、
落ち着いた状態を保つことが望ましく、
それにより施術中の不快感を軽減し、
より安定した経過をサポートすることにつながります。
📌 施術前・施術後
ピーリング管理のタイムライン(チェックリスト)
🏷️ 実践TIP
「ピーリング」という表記がない製品も、
必ずご確認ください。
「角質ケア」「トーンアップ」
「ツヤケア」「皮脂ケア」
などの表記があるものや、
成分表示の上位に
Glycolic Acid、Lactic Acid、Salicylic Acid
などが記載されている製品も、
使用を避けてください。
❓ よくあるご質問(FAQ)
Q:ピーリングをしないと、
肌がごわついて施術を受けにくいのですが?
A:ご安心ください。
施術前は、
ピーリングよりもしっかりとした保湿ケアに
集中していただくことが大切です。
十分にうるおった肌は、
施術効果も出やすくなります。
一時的にごわついて見える角質も、
施術後の自然なターンオーバーの過程で
徐々に整っていきます。
Q:本当に2週間も中止する必要がありますか?
1週間ではだめでしょうか?
A:肌のバリア機能が十分に回復するまでには、
最低でも1〜2週間が必要です。
角質層が比較的厚い方や、
日常的にピーリングを行っている方の場合は、
2週間の中止をおすすめしています。
施術当日は、
普段よりヒリヒリ感やつっぱり感がない状態であることが、
ひとつの目安になります。
Q:施術後、ピーリングは
いつから再開してもよいですか?
A:ご自身の判断で再開するのは、
絶対におやめください。
肌の回復スピードは、
お一人おひとり大きく異なります。
次回ご来院時に医師が肌状態を診断したうえで、
「まずはPHA成分から、
やさしく再開しましょう」といった
適切で具体的な指示を受けることが、安全です。
ご自宅での角質ケアが、
慣れていて便利であることは確かです。
しかし、本当の肌変化を目指す専門的な施術を
控えている場合には、
一時的にその習慣を手放す
忍耐と節制が必要になります。
それは、施術の安全性を高めるための準備であり、
皆さまが時間と費用をかけて選ばれた施術の効果を、
最大限に引き出したいという想いからでもあります。
施術前後の正しいケアは、
結果の半分を左右します。
小さな習慣を見直し、
より大きく、美しい効果へと
つなげていただければ幸いです。