インドアな生活-町長選挙

先日、近所のTSUTAYAで、“ 町長選挙 ”の文庫本が出ているのを見つけたので、早速買って読んでみました。

この作品は“ 空中ブランコ ”、“ イン・ザ・プール ”に続くシリーズ第3弾で、“ イン・ザ・プール ”では直木賞を受賞した人気シリーズです。

内容としては短編小説で、伊良部総合病院を舞台に全編に病院長の息子のボンボン神経科医「伊良部 一郎」と、伊良部の秘書のような看護師「まゆみ」が登場し、その2人しかいない精神外科に通院する破目になってしまった(?)患者の視点で物語が構成されています。

ちょっと小説として他にはないほどにとにかく笑える小説で、これは個人的な意見ではありますが、「 イン・ザ・プール 」が直木賞を受賞した時には“ 直木賞もやるなぁ ”などと驚き半面、感心してしまいました。

第3弾の今回は全4章で、主題にもなっている最終章の“ 町長選挙 ”ではこのシリーズ初めて主人公の伊良部が伊良部総合病院を出て、過疎の進む都下の離島に赴任し、そこで繰り広げられる島を二分しての町長選挙に伊良部が巻き込まれる、これまた笑える内容でした。

私感としては全4章のうち、“ オーナー ”と“ アンポンマン ”が面白かったんですが、明らかに“ オーナー ”はモデルが読売新聞グループ会長のナベツネだし、“ アンポンマン ”のモデルはライブドア社長だったモリエモンだしで、正直これって本人たちは知ってるのだろうか?と、ちょっと気になりました。


早く次の続編が待ち遠しいシリーズです。