明日、どこに住むのか
ぼくらの土地、故郷
遠く離れて
帰る場所を知らない
すべての大地が
仮の宿ならば
ぼくらは泣くことも忘れて
その場にうずくまり
こうべを垂れるだろう

どこにいても
自分が自分であろうとするならば
少なくともひとつの景色は
手にすることができる
記憶の連鎖で
悲しみは反転し
喜びは推進力を得るだろう

どこにいても
自分が自分でないと感じるならば
ぼくらは
自分が自分であったであろうその時と
これからの自分を夢見、
分断された自分の膚に
再び触れることだろう

明日が明日であるならば
昨日が昨日であったとするならば
今、ここにいることをそっと受け入れてみる

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来る日も来る日も同じ動作を繰り返し、
頭に浮かぶあれやこれやを淘汰して、
その先にあるだろう感覚を
その「身体」に伝えてゆく。

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あるかたちを作ることによって、はじめて自分の美意識を知ることができる。

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さまよい歩く路地で
たどり着けないまま
探し求めるのは
いったい何...

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それぞれの光の反射がお互いの存在を気づかせてくれる...

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どれほどのの風雪に耐えれば
僕らの役目は果たされるのだろうか...

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日当りがそれほど良くない
長屋の路地にも
きれいな光が差し込み、
ぼくの生活は
また、やさしさを取り戻します。
ひかりの矢がつらぬき
ひとつひとつの細胞が目覚めてゆく
エネルギーのかたまり
循環はさざなみ近く
よせてかえす水衣
わたしとわたしの身体は
同じ時代にここで出会えた
ひとつの邂逅
わたしとあなたもまた
ひとつのそれ
擦れ違いの
ほんのひととき
わたしはあなたとともに生き
あなたもまたともに生きる