いつかそこに行きたい。
その歴史ある駅舎を見てみたい……
先週、やっとその思いが叶った……
こんな古くさい駅舎を見て、佇むのが僕の
至福の時間……
訪問順に➡
【銚子駅】
JR銚子駅の隅の方に乗り場がある。
隔離されたように
目立たないように
椅子が置かれていただけ。
乗車券売り場はない。
かわいい女の子車掌が販売と確認をしていた。
【外川駅】
銚子電鉄の終着駅
思いを描いていた外川駅に着いた。
途中の駅も魅力でいっぱいだった。
駅舎内は情熱で満ち溢れていた……
手書きの運賃表……
今の時代に逆行してデジタル化を拒んでいるようだった……
【本銚子駅】
外川駅に向かう車窓から見えたこの駅は、僕の心を揺さぶるものであった……
堪らない外観である……
新しいものがない……
昭和がタイムスリップしてきたようだった……
【観音駅】
本銚子駅から歩いてやって来た。
いつ改築されたかは解らないが、一転現代風な駅だった……
名物のたい焼き屋は店をたたんでいた。
銚子駅から外川駅まで一軒のコンビニもなかった。
そんな町のたい焼き屋はきっと貴重だっただろう。
駅名標はなかった。
あるのはこの石柱のみ。
【仲ノ町駅】
薄暗くなってきた……
ここは近年改築されたようだが、風情を残したままなされたようだった。
この駅も町も、
僕の知っている昭和だった……
仲ノ町駅から銚子駅までの短い区間、電車に乗った。
いつかまた来よう。
時間をかけて、全て見に来よう……
その時まで、失われないでね……
僕の中の昭和……