羊蹄山、積丹半島とJR岩内線 | Johnnyのブログ 「Welcome to the Moomin village」

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自由に気ままに
歩いて旅をしたい…

多くの事は望まない…

小さな幸せを感じていれば
それでいい…

6月だって言うのに最高気温14度……北風……
寒いな……

まあ、僕は半袖だけどね……

そんな中で北海道の西側、そしてJR岩内線の旧駅舎を訪ねた。


喜茂別町から見た羊蹄山。
天気も回復し、綺麗に見えました。
京極、真狩からも勿論見えますが、この角度いい感じです……

次はJR岩内線の廃線遺構。
特に駅舎好きな自分としては鉄道記念公園になっている「幌似駅」が最大の目的。

JR小沢駅です。

たぶん30年くらい前だろうか……
神恵内村に行くためにJRと路線バスを乗り継いで行ったことがある。
すでに微かな記憶しかない……
小沢駅、古い車両、岩内駅……
これが微かな記憶だ……

小沢駅の一番ホームは1985年6月30日を最後に使われていない。
それはJR岩内線が廃止された日である……

古い木造の跨線橋は一歩進むごとに軋む音がする。
超レトロなその跨線橋は蒸気機関車が走っていた当時から使用されている。
現在裏側の入口は塞がれている。

小沢駅から出発して次の駅は国富駅だった。
もはや駅舎遺構は完全に失われていた。
駅舎近くにあった小さな上鮭川(かみさけがわ)橋梁だけが残されていた。

次の駅は幌似駅……
旧駅舎は修復され「幌似鉄道記念公園」となっていた。

駅舎の中は当時の遺構を残して綺麗に展示されていた。
特に事務所は書籍や貼り紙、事務用品などリアルに残っている。

テーブルの上に「来園者メッセージ」のファイルとスタンプがあった。

時刻表と運賃表。
運賃表は次の前田駅のものです。
1986年に廃止になった胆振線の「京極」や「久保内」の運賃も書いてます。

駅舎を出ると列車の展示があります。

恐る恐る開けてみようとすると……
「おや……やっぱり開かないな……」
「でも中に入りたいなぁ……」
「もしや思いっきしやったら開いたぐらいにして……」

「おっ!危ねぇ!」
「手ぇ、挟むとこだった!」
「何だそんなに力まなくても普通に開くじゃねぇか……」
「ちょっと力みすぎたな……」
「懐かしい匂いがするな……」
「昭和の匂い……」
「あっ、これは懐かしいね。網棚。これが本当の網棚だよな……」
「今は網でなくても網棚って言ってるけど」

「栓抜きついてたなぁ……」
「ここでコーラの栓開けたよな……」
「そういや、ちょっとこぼして床をベトベトにしたな……」
「灰皿も付いてたね……」
「列車の中はいつも煙たかった……」
「今ならあり得ないな……」


……あっ、ひとりごとでした……


次は前田地区に移動です……
途中に堀株(ほりかっぷ)川を渡る橋の上から見た景色です。
北海道は贅沢だなぁ……

前田駅、西前田駅は駅舎の遺構はなく、前田駅のあった付近から高台に向かってみた……

誰もいない……
そして鳥の鳴き声だけが時々聞こえるだけ。

僕はこんなところで遠くを見て、呑気にしているのが好きだ。
暫し佇んでいた……


岩内線の終点は岩内駅だった。
ここで列車から降り、駅を見た記憶が微かにある。
その岩内駅はすっかり姿を変え、バスターミナルになっている。
迎えは道の駅になっていて、人の往来が多かった……

ここで稲穂峠を通って帰ろうかとも思ったが、国道229号線を北進して積丹半島を一周することにした。

泊村に差し掛かり「鰊御殿とまり」の案内看板があり、入ってみることにした。
大人300円。

今まで見た鰊御殿の中で一番楽しい。
というか凄い!
旧川村家番屋には客室の裏に隠れ部屋があるなど、なんとも凄い造り。
旧武井邸客殿には財力を尽くした座敷や蔵。
一見の価値ありです。

その後は道の駅でソフトクリームを食べながら海を見ていた……

西の河原トンネル手前から見た景色です。

海を見ていると、全てを飲み込んでくれそうな気がする。

やはり積丹の海は青かった……


もう何も言うことはない……