月の光 | Johnnyのブログ 「Welcome to the Moomin village」

Johnnyのブログ 「Welcome to the Moomin village」

自由に気ままに
歩いて旅をしたい…

多くの事は望まない…

小さな幸せを感じていれば
それでいい…

眠りの浅い夜
真夜中に目を覚ます
また憂鬱な朝が来たかと思い時間を見ると
まだ深夜2時30分

枕元にある小さなラジオをつけると
ひどい雑音に混じりながら
クラシック音楽が流れている
隣の国のラジオ放送かもしれない

こんな時間は往々にして
ネガティブな事ばかり思い付く……
それは自分の事ではなく
いつも周りの人たちの事

やがて自分の存在価値について考える始めると立っている場所すら無くなる
次第に自分だけ
この空間から取り残されている気がする


うとうとしながら聴くラジオ
流れてくるドビュッシーは
夢の途中まで送ってくれる

暗闇から突然現れた
僕を乗せた電車が鉄橋を渡る

鉄橋とレールが空に向けて伸びている
そして銀河鉄道のように宙に舞う
空高く空高く飛んでいく……
蛇行しながら空高く……
誰も手の届かないところまで……
飛んでいく……

銀河鉄道の車窓から
ぽっかりと絵に描いたような
黄色い月が
美味しそうに
お菓子のように
浮いていた……


月の光-ドビュッシー
https://youtu.be/jEc_r33ODos