アクトの森は「夏風」が吹き抜けていた・・・
アクト通りの南端から、緑の螺旋階段を登ると・・・
アクトシティーの屋上「アクトの森」へたどり着く。
その森の「いこいの広場」の空は、白い雲が早く流れていた。
風の吹く音に混じり、新幹線の走行音が時折響いてくる。
やはり強めの風に乗り、雲は勢いよくながれる。
見上げるアクトタワーに、夏の強い陽射しが降り注ぐ。
この場所に来る度に、空を見上げてしまう。
ここは、アクトの森の「祈り」の場所の様・・・
そろそろ薬の出来上がる時間になった。
調剤薬局へ行こう。
そこからショパンの丘へと向かう。
ショパンの丘と名付けられた丘には「ショパン像」が立つ。
ワルシャワの「ショパン像」の複製で大きさは元の像の3分の2
姉妹都市の「ワルシャワ市」から送られたもの・・・
階段状の丘の頂上にそびえ建つ。
「アクトの森」と言われるのは、大きな木々がたくさん植えられているから・・・
「アクトの森」からは、円形のバスターミナルと夏空が見下ろせるんだよ。
「アクトの森」に登らないとみられない風景・・・がここにある。
アクト通りからアクトの森へ・・・・散歩はこれで終わり。
処方された薬を受け取って、帰ろう・・・
眼下に見えるあのバスターミナルから、バスに乗って帰ろう。
心臓の3回の手術の度に、「脳梗塞」を発症した私は、大好きだった「車」の運転を止めたんだ・・・
「余命を宣告された私」が今こうして生かされて、歩く事が出来る。
そんな私が、もしも事故を起こして「人」の命を奪うなんてできっこないと・・・
だから「車」の運転を止めた。
でも、歩いているからこそ、出会えた散策の楽しさを知った。
歩いているからこそ、出会える風景たち、花たちと出会えたんだ・・・