昨日鹿児島の方から戻ってきた。

 

今回の旅は母の故郷の鹿児島に行きたい

という要望もあって、レンタカーで

高速道路を使ってのドライブ。

 

初日は桜島のフェリーを使って桜島に向かう

予定だったのだけれど、あいにくこの日は

初っ端から雨だったので、早急に諦め

宿についてゆっくり温泉つかって休憩する

ことにした。

 

桜島の姿は見れず、その偉大なパワーを直に感じる

ことができなかったのは少し残念だったけど、

2年前に鹿児島に行った時は快晴で、桜島はよく見れたし

休息が優先なんだと思ったので特に未練はなかった。

 

よく思うことなのだけど

「観光」という言葉が好きで、二つの漢字の意味を繋げると

光を観る、というふうになる。

 

普段の生活範囲の場所から離れてよその土地の

光を観るという行為そのものが経験の宝だと思うし、

パワーを授かりに行く行為だと思う。

 

光を観たり、反面闇の側面を観たり、

はたまた新たな自分に気がついたり、自分の嫌な

部分に気がつき落ち込んだり。

 

観るという言葉には見るという視覚的な行為以上の

観察したり、感じたりする深い意識がある。

 

観光はその場所に行って見て感じてという経験

以上の内的な魂の成長をも促してくれると思う。

 

そして今回もたくさんの至福、祝福のエネルギーを

受け取る経験ができた。

 

この世界に生まれて、残りの人生あとどれだけ

こうした喜びを感じれるだろう。

 

このかけがえのない美しい星、地球に生まれて

私という存在でないと体験できない唯一無二の人生。

 

その奇跡の上に生きていることの神聖さに

この世界への畏敬の念を抱く。

 

旅をしながらこうした自然の中に浸っていると

社会軸よりも地球軸・宇宙軸という視点で物事を

感じ、捉えることができるので、そうした自然回帰の

生き方を思い出したり、気がついたりすることもある

反面、社会軸に偏り過ぎている人にとっては、

自分を見直したり、自分のハートと社会とのズレを

感じたりなども多々起こり得ることだと思う。

 

旅のそういったプロセスの中で人によっては

人生の転機がやってきたり、

意識の変容が起こったりするのでしょう。

 

 

さて鹿児島旅行もざっくりと写真を交えながら

足跡を観ていこうと思う。

 

宿で過ごした雨のよく朝。 

宿から城山公園まで歩いて行った。

おそらく15分程度だろうか。

照国神社を横切り坂道を登って展望台から少しだけ

顔を出している桜島を望んだ。

 

 

 

この日は指宿方面に向かう。

ドライブの途中の海岸から眺める桜島も素晴らしかった。

 

 

 

指宿で一番観に行きたかった景勝地は開聞岳だったの

だけど、あいにく頭の方が雲に覆い被されて山の全貌は

なかなか見せてくれなかった。

 

最初の池田湖のビューポイントでは雲が被っていた。

 

次に枚聞神社を訪れた時、本殿に向かって正面に

開聞岳が見えるのだけど、この日ここにいた時の一瞬だけ

山頂が顔を出してくれた。

 

 

 

 

海岸沿いのビューポイント。

まだ雲被ってるけどそれでも素晴らしい景色。

 

 

 

開聞岳の麓、花瀬望比公園という戦時中フィリピンに

向かった戦死者への慰霊碑がある公園

 

海からの水平線の眺めが素晴らしい。

なんとなくハワイ島を思い出す。

 

 

 

 

そこから眺める開聞岳。

 

山自体そうだけど火山には独特な神聖なスピリットが宿って

いると感じる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長崎鼻という岬から眺めた開聞岳

雲があともう少しでなくなりそう。

 

 

 

ハイビスカスを見るとハワイを思い出す。

 

 

 

今回経験したかったことの一つは砂蒸し風呂。

宿から砂蒸し風呂の施設に向かう途中で知林ヶ島に寄った。

 

ここは干潮の時に本土と島が砂浜で繋がるという

珍しい現象を見ることができ、この時もちょうど

干潮の時で人々が一時的にできた陸地を渡って

島に向かっていた。

 

私は蒸し風呂があるので浜の最初のところまで行った。

 

 

 

砂蒸し風呂の体験は素晴らしかった。

砂を体に被されると地熱が砂から伝わってきて、

体の血流がトクトクと感じれ、血行循環を促されるのを

感じれる。

 

空を見上げながら地球と肉体が一つになる体験。

 

砂には10分くらいしか浸かれないのだけど

それでも十分だと感じた。

それから浴衣の砂を取り、温泉に浸かる。

 

きっとまた体験したいと思った。

 

出口を振り返ると階段にはハワイの神様ペレーの

絵が描かれてあった。

 

大地のエネルギー。 

まさにペレーに抱かれた感覚だった。

 

 

 

その日の夕焼け空。

 

 

 

そして翌日。

ようやく朝から快晴の空模様。

 

やはり昨日はよく見れなかった開聞岳を見に行きたいと

心を躍らせまた池田湖のビューポイントまで車を走らせた。

 

そしたらこの眺め。

やっぱりサイコー。

 

 

 

 

 

開聞岳の周辺は畑が多く、その広々とした開放感、

土と緑の自然色に癒される。

 

 

 

九州の最南端にあるJRの駅、西大山駅。

 

 

 

そして西側の海岸沿いにある開聞岳展望所

山の流線の美しいこと。

 

薩摩富士といわれているだけあって素晴らしい。

 

 

 

開聞岳を満喫しまた次回会えるよう願ったあとは

霧島に向かう。

 

その途中で日本最大の巨樹がある蒲生神社の大楠を

拝みに行った。

 

国指定特別天然記念物の蒲生のクス。

樹齢は推定1500年で根回り33.57mもある。

 

 

 

 

 

今回の旅で一番行きたかったところは開聞岳と

この霧島連山のなかにあるえびの高原。

 

やはり火山の霊山でその美しさと神聖さを

この肌で感じたかった。

 

ここは幾分九重連山に近い雰囲気もあって

ところどころ温泉の湯気が出てたりもする。

 

2年前に霧島に行った時は雨だったので、

晴れた日に初めてこの地へ行けて本当に

ギフトだと思った。

 

母の晴れパワーだったのかもしれない。

 

 

 

霧島には火山でできた湖が何ヶ所かあり、

その風景が美しい。

 

二湖パノラマ展望台まで行くトレイルの途中に

ミヤマキリシマも咲いていた。

 

 

 

 

日が沈む前に宿に辿り着くとちょうど

夕日が沈むタイミングで霧島連山の方に太陽が

落ちて行った。

 

 

 

 

トワイライトとお月さん。

 

 

 

ここは湯之元温泉といって宮崎県にある

日本でも珍しい炭酸泉のある評判いい温泉地。

 

冷たい炭酸泉と温かい鉱泉のお湯を交互に浸かること

3〜4回繰り返す。

 

しかし母親の湯治を兼ねた旅だったので、

それに付き合った私もかなり温泉に入った。

 

翌朝、近所を散歩すると素晴らしい田畑の風景が

広がる隣のトトロの田舎舞台のようなところだった。

 

実際、近所にトトロの像が置いてあったから、

そう感じる人は多いんだろうな。

 

 

 

そしてここは御池。

そしてその後ろに韓国岳を望む。

 

 

 

東霧島神社は前から行きたかった神社。

2年前は霧島神社に行ったのだけど、この時から

ここにも訪れたいと思っていたので、

2年越しで念願叶いました。

 

呼んでいただき感謝。

 

やはり素晴らしい土地、空気感、エネルギー、

全てにおいて神聖さ漂う聖地でした。

 

 

 

ここは霧島神社から程近い場所にある

霧島神水峡にある柱状節理。

 

火山が創造した地球のアート。

 

 

霧島神社の御神木の杉

 

 

 

霧島神社の展望台から望む景色。

彼方に桜島が見えた。

 

あー旅の最後にここ霧島神社で桜島を拝められて

幸せ。

ありがとう。

 

 

ということで最終目的地霧島神社のお参りを終了し、

帰路に向かう途中の道の駅えびのでシメのソフトクリームを

いただく。

 

 

 

ありがとう、霧島の山神様。

そして母と一緒に無事に、安全に楽しく旅ができ

素晴らしい体験、経験をすることができました。

 

きっといつかまた戻って来れますように✨

 

 

 

最後に紹介したい曲は私のソロギターによる演奏で

キースジャレットの作曲作品『Blossom』

 

 

 

 

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