たまに人からギターを教えないのか、

という質問が来たりする。

 

まあ技術的なことや理屈的なことは

ある程度教えることはできるし、

今まで時折教えてたりもあった。

 

なのでギターを教えるという分野に

全く扉を閉ざしているわけではないのだけど、

世の中にギターを教えられる人なんて

ざらにいるだろうし、結局上手くなるか

どうかは楽器を弾く人の情熱次第な側面もあって

そのモチベーションをいかにキープさせるかが

教える側のチャレンジかなと思う。

 

けど生徒のモチベーションをキープ

させるだけの自分のモチベーションは

湧かないなーと。。。正直

 

 

ただ数ヶ月前にクラシックギターの先生をやってて

ジャズを学びたいんですって人をレッスンした

ことがあって、そう言う人は何を知りたいか、

学びたいかは明確なので、モチベーションを

あげるとか云々考える必要はなかったので

彼の演奏スタイルを観ながらアドバイスや

指導したりということはやりました。

 

 

自分に初めて音楽を教えてくれたのは10代の

高校生の頃、北九州でプロのジャズギターリスト

だった高津さんだった。

 

高津さんはピアニストの親父の知り合いで

アレンジャーとしての才能が突出していて

ビッグバンドのアレンジなども書き

音楽理論的にもかなり精通した人だった。

 

大酒飲みで毎晩のように焼酎をのんで

ぼーっとした目をしてたし、人に対して

辛口な事を言うこともあったので

好かれる人と嫌われる人がはっきり分かれる

タイプの人だった。

 

けど高津さんは高校生のオレにはそんな

厳しいことは言ったことはなかったし

アル中だったけど、レッスンの時は

かなりしっかり教えてくれたように思う。

 

おそらく同じバンドマンで先輩の親父に

託された息子だったからだろう。

 

レッスンではギターの弾き方と言うよりは

ジャズや現代のポピュラー音楽における

理論とジャズのアドリブの方法を教わってた。

 

初めはⅡ−Ⅴのコード進行で

ジャズフレーズなどをいっぱい教えてくれ

それをいろんな曲に応用させるのだけど、

上手くできない。

 

なんとなくアドリブをスムーズにできるように

なったのは2年以降かかったと思う。

できるようになってからは水を得た魚になった

気分だったね。

 

今もし自分から音楽を学びたいと言う人が

いるなら、音楽からだけでなくいろんな世界から

感性を養う事を促すように指導すると思う。

 

例えば空を見ることや、夕日を眺める事、

植物の緑と空の青さを感じたり、

毎日の天気を眺め、空気や気温、風、

虫の声、鳥のさえずり、川のせせらぎを聴き、

夜の星々、星座や惑星、お月様の満ち欠けを眺め

山の上から広い景色を眺める。

 

そう言った自然や宇宙と触れ合う事こそが

自然な旋律やリズムをもつ感性となり、

音楽だけに限らず自然と調和して生きてゆく

感性を養うことに重要な事だと思う。

 

自分にとっての豊かさはそうした日々の生命の営みを

感じる大小の感動の積み重ねであり、

そうしたところから奏でられ発せられる音なのだと

思います。

 

そうした中でどうやって音を奏でる事を

楽しむことができるかを少しずつ教えることが

音楽の喜びを広げるのだと思います。

 

多分私の本当に提供したい音楽のレッスンは

ロックにしてもジャズにしてもギターキッズ

という世代が求める音楽やギターのレッスンとは

かけ離れすぎてるのでおそらくそういった子達は

私にレッスンを受けには来ないでしょう。

 

と言う事を分かった上で、

普通のギターレッスンも音楽レッスンも

閉ざしているわけではないので受け入れています。

 

 

最近はギター&音楽レッスン一回5000円で

行っています。

オンラインレッスンはやらないです🙏

 

 

以上、私のレッスンに関する考察。

 

と言う事で最近見た風景。

 

4月は黄砂が多かったのだけど、

たまに雨上がりの後の晴れた日なんかは

空気が澄んでいて空の青さと新緑の緑が

とても美しく、心洗われる。

 

 

 

楠は木の中でも大好きな木で

森のおじいさんのような存在。

根元で座って瞑想したり、エネルギー交換したり

挨拶したり、感謝したりして語りかける。

 

 

 

この間志賀島に行った時、志賀海神社の

宝物殿にあった龍神の絵

 

 

 

玄界灘の海

 

 

 

 

海に沈む夕日

 

 

 

 

この人生と生命の奇跡に感謝。

 

 

 

 

4月から5月はツツジが世界を祝福してくれる。

 

 

 

関門海峡からの夕日

 

 

 

晴天の森林公園から見る足立山と青空

 

 

 

森林公園の楠

 

 

 

家の近所を徘徊して撮ったトワイライト

 

 

 

早朝、日がのぼる前の薄明るい空に

ぽっかり浮かぶお月様。

 

 

 

ライブのお知らせは来る5月18日長崎県の島原市にある

カフェ・サラマンジュにて、ボーカルのAyaneさんとの

デュオを行います。

 

最寄りの方は是非お越しください。

 

 

 

音源紹介は

先日4月7日に福山市の蔵で行ったライブをお届けします。

 

ハーモニカの斉田さんが撮影したもので、

演目は美空ひばりさんの歌で有名な

『悲しい酒』

 

この時のライブ中、最もうけがよかった曲なのですが

日本の心が表れる演歌のこぶしと悲しい旋律が

来てくれた方々の心に響いたのだと思います。

 

あー日本人でよかった😊