数日前、北九州市を拠点にしているバイオリン演奏者の

谷本仰さんのライブに行った。

 

この日は戸畑にある、みどりのネコというカフェで

ロスファンダンゴスというタンゴのグループでの演奏。

 

バンドネオンとキーボードのトリオでみんな

フレーズがキマって素晴らしいタンゴのメロディーと

リズムの音を楽しんだ。

 

谷本さんはタンゴのことに詳しく、

曲の内容とかを面白く話してくれる。

 

自分もその昔タンゴが好きで一度二度、タンゴレッスンを

受けたこともあったなー。

 

ピアソラの音楽も好きだし、タンゴには結構影響受けたから

タンゴの音楽を久しぶりに聴けて楽しかった。

 

 

 

ライブの終わりに谷本さんは観客のみんなにチラシを配ってた。

 

それをみると、ドラムの中谷たつやが出演となっている!

 

かれはアメリカ在住のアバンギャルド系即興ドラマーで

現在はニューメキシコに在住。

 

昔はニューヨークに在住してて、約20年前に

一緒にライブで演奏したことがあった。

 

そんな縁のある人がニューメキシコからやってくるんだから

これはそのライブに行けということだろうと、

翌日そのライブを見に行った。

 

20年ぶりにたつやさんと顔を見合わせると、

おれのことを覚えてくれて、一緒にやった曲のことを

思い出したと言ってくれた。

 

その当時からぶっとんだアバンギャルドミュージックを

やっていたのだけど、そのユニークな音に凄いエネルギーを

感じていた。

 

昔、共演した時はライブのためにおれのオリジナルを演奏してくれた。

 

だから彼といると、自分がやっていた音楽やその時の情熱を思い出す。

 

そして久しぶりにアメリカからやってきた人のエネルギーを感じる。

 

演奏はとても面白くて、ソロでドラムを

普通のスティックで叩いたりではなく、シンバルを逆さにして

その上にシンギングボウルを乗せて音を響かせたり、

そのシンギングボウルの中に小さいシンギングボウルを

入れてゆらせたり、、、

 

 

まあとにかく普通の演奏法は滅多に出てこないのが面白い。

 

 

谷本さんとギターの河端一さんも普通にそれぞれの楽器を

演奏することはなく、ギターで弓をつかったり、

棒をつかったり、エフェクター多用して、まず普通の

ハーモニーが出てくることはなかったので笑える。

 

不協和音と雑音と爆音のダイナミックを自由自在に

操って遊んでいる。

 

 

自然の調和と癒し、リラクゼーションを意図した

サウンドヒーリングの世界 とは究極に反対やなーと、

その対極のサウンド、緊張と緩和の世界が自分の内に

在ることに気づかされる。

 

 

谷本さんのライブを連日拝見して、

タンゴの音楽のようなバッチリアレンジされた世界も

このフリー即興の世界も内包して自分を表現し

許容範囲の広い演奏家だなーと感動した。

 

 

 

 

連日のライブ拝見で音楽の情熱を刺激された。

 

昔の友人たつやさんの相変わらずパワフルなエネルギー。

バイオリン一本で多様な音色と表現を奏でる谷本さん。

演奏者のみんなのパワー。

 

いいパワーとインスピレーションをいただきました🙏

 

おれももっとクリエイティブな活動やってイこ✨

 

 

さて新音源はヴォーカルのいづみちゃんとのデュオで

Here, There & Everywhere

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近見た夕焼け空