北岳登山のベースにするのが白根御池小屋のキャンプサイトです。

ここからアタックザックで登ります。

 

テントサイト情報は20~30張りと書いてあるけど、もっと張れるようです。

たま~にヘリが飛んでくることもあるので、張る場所を気をつけましょう。

↑御池の池です。

アメンボウが泳いでいましたが、ほかにもいるかもしれません。

↑白根御池小屋にて夕食の準備。レトルトパックの食材が気圧でパンパンに(笑)

ちなみにアウトドア用にいろんなガスコンロがあるけれど、自分はイワタニ・ジュニアカセットコンロを初期から使ってます。

スーパーで3本で300円で買える普通のボンベが使えるのがいいね。折り畳めるわりに五徳が広いし安定感がある。

人によっては一般のブタンガスボンベでは高所では使えないだの、火力がないとか難癖つけるけど、北岳山頂で普通に使えるし、別に中華料理作るわけではないから火力は問題なし。大体そういうこと言う人は3000メートル登山したことない人ですね。(笑)

↑ご飯はコッヘルに収まるまーるいご飯が、たまに売ってるので見つけたら買っておくようにしてあります。

無駄なくすっぽりと入るのがうれしい。

一度おでんを持っていったことがあるけれど、すごく美味しい!でも持っていくのが大変だ!!

↑白根御池小屋オリジナルの山バッジ。

↑白根御池小屋から北岳には大きく2つありますが、ほぼ直登の「草すべり」コース(写真点線)と、二俣まで戻って大樺沢を登り八本歯のコル経由で行くルートがあって、どちらもキツイのはしかたない。北岳山荘や間ノ岳へ急ぐなら八本歯のコルへ出た方が、トラバース使えるので早いでしょう。但し木段の連続です。

↑草すべりコースのこの角度!ほぼ45度じゃん。

でもシナノキンバイのお花畑が綺麗です。(8月には咲き終わっちゃうのが残念)

↑真夏の草すべりコースにて。それにしても空が青いです。

以前、ここでベルギーから来た青年と片言の英語で立ち話しました。5日かけてここまで来たと。

「ここは日本で2番目の山ですよね」とうれしそうに言ってました。

↑小太郎尾根の分岐点にて。

ここまで来ると、富士山が見えたり写真のように甲斐駒ケ岳や仙丈ケ岳がよく見えます。八ヶ岳もね。

八本歯のコルもそうですが、尾根に出た途端、風が強いので気をつけましょう。

↑以前、登ったことのある鳳凰三山も目の前に!!

鳳凰三山の写真中央(雲がかかってる)のが高嶺(2776M)、地蔵岳のオベリスクはその裏で見えません。

当時、高嶺の左肩の斜面を下山しました。

↑写真をアップするとこんな場所。けっこう急で、ザレた感じですね。行ってみたくなりませんか?

というより、自分は鳳凰三山登ったのが先です。

↑で、ちなみに写真の場所はこうなってます。(鳳凰三山登ったときの写真より)

手のひらサイズから、頭サイズの岩がごろごろ。だからゴーロ。

すごくヒョウヒョウとした風景で、どこか違う惑星のようでした。

↑写真の鳳凰三山から視線を落としたアップです。

広河原の吊り橋も、御池のキャンプサイトも見えます。吊り橋から、ここまで何時間かかってるんだ~(笑)

↑晴れた日と、濃霧(雨)の北岳山荘前にて。標高3000メートル。

雨の日では真夏でも気温8度(小屋内の気温計で)。こんな雨の日にツアー登山の人たちが、この肩の小屋前で小休憩してすぐに北岳に向かっていった・・・。あーツアー登山はいやだいやだ。カリキュラム消化優先だから天候や個人のペースにおかまいなしだもの。

北岳山頂にて。標高基準点には「北岳」とは書いてありません。なんて書いてるかは、自分で登って確かめましょう(笑)。

山頂に唯一咲いていたタカネビランジ(白)。注意散漫な人に踏まれないよう岩で囲ってあげました。

この「タカネビランジ」も貴重な高山植物で、世界でこの南アルプスの北岳と鳳凰三山にしか咲いていない花なんです。

でも、やっぱり興味ない人が多いみたい。教えてあげたら、みんな一斉に写真撮りだしたよ(笑)

↑北岳バットレスの上で休む登山者たち。オレにはそんなこと出来ねぇ・・・落ちたら怖いもん。

空気は美味しいし、風も湿気てないから心地よい。至福の時ですな。

急ぐ旅(登山)でなければ、山頂でコーヒー飲んだり、食事したり1~2時間のんびり出来ま~す。

↑日本二番目の山から日本一の山富士山を望む。

向こう(富士山頂)からもこっち(北岳)が見えてるのだろうか・・・。

本当は裾野まで見えてる写真あるけど、自分で登って見てみましょうね。感動が違うから。

 

↑下山はピストンでもよし、違うルート(例:登・八本歯のコル、下・草すべり。又はその反対)を選んでみるといいかも。

そのまんま、間ノ岳に行くとベーステン場の御池に戻るのは夕方になります。ちょっと危ない。

↑うーん、まだ行けるな。(よい子はマネしないように)

至、間ノ岳は割愛しませう。

戻らないで農鳥岳経由で赤石や光岳に向かってしまうと、それは山岳プー太郎や修験者となってしまうのでやめましょう。(笑)

↑八本歯のコルルート下山。ここを登りに使ったとき、木段の多さと飛び岩探しに思わず、「北岳アスレチック」と名付けてしまった。

↑ルート上の岩には、このようなマーカーが書いてあります。でも、風雨で濡れたり擦れて見えにくいことも。

※バットレス付近には、テント張りたくなるような車一台分の平地が所々ありますが、近くの岩に×がしてあります。

そこでテント張るとどうなるか、もうお分かりですよね?

↑常に風が強く吹いているので、岩も風の向きに尖ってます。

↑一路テン場に戻りましょう。巨大なホタルブクロに出会ったり、谷に湧き上がる霧に巻かれてホワイトアウトを体験出来ることも・・・。

ヘッドランプは必須ですよ。

テント泊ならいざ知らず、小屋泊りの場合、夕食に間に合わないような帰投は怒られたうえ、抜きになるのでご注意を!

もちろんテントだって、夜中に帰ったら熊さんが寝てることもあるかも・・・(笑)

↑白根御池小屋キャンプサイトの夜。

晴れたら天の川も流星も、ものすごくきれいですよ。自分はここで甲府盆上空に散る火球を観ました。

↑登るたびに買った北岳山バッジのうち2個。

 

体力と日程があればもう少しゆったりと自然観察登山が出来るのだけれどねぇ・・・・。おわり