なんだか急に朝が寒くなって、お蒲団から出ずらくなってきた今日この頃ですね。
鎌倉の本格的な紅葉はもう少しあとのようです。
さて、先日は鎌倉切り通しハイキングの番外編で釈迦堂切り通しへ行っておりますので、今回は、南東側の名越の切り通しへ行ってみました。入口は多数ありますが、一番ショートなコースの逗子側の小坪階段口から行くことにしました。
今日も横須賀線の乗客は北鎌倉で1/4ほど降り、鎌倉でほどんど降りたかな~笑。
で、次の逗子で降りました。
逗子・・・は”ずし”と読むんですよ。以前、中学の時に自転車で有料の湘南道路(当時逗子から鎌倉は有料で自転車は10円だった)を走っていた時、車は渋滞していて、そこから「あの~まめこはこっちでいいんですか?」とカップルのお兄さんが宣いまして・・・。
千葉ナンバーだったなぁ。あれから結婚したかなぁ。
ああ、話が脱線してしまった・・・。
駅からJRを右手に、線路に沿って鎌倉方向に戻ります。(なんかすごく損した気分)
夏は海水浴でにぎわう海岸口の看板がしゃれてますね。
で、歩いていたらポツリと空から。え~聞いて無いよ~雨なんて。
そういえば、この前の花火大会も雨降ってきたし・・・と、しょうがなくセブンイレブンで折りたたみ傘を買うことに。
いつもなら100均ポンチョ持ってるのだけれど、持ってくるの忘れたのです。晴れ男なのになぁ。
※ちなみに↑写真の左の電柱で見ずらいセブンイレブンです。で、なおかつ、上にはすでにこれから行く大切岸も見えてるじゃん!
で、ずーっと行くと、そうです。心霊マニアが大好きな小坪トンネルに着きます。いわゆるバケトンですかね?
上に火葬場が建ってて・・・って言う。
でもねぇ、上には火葬場じゃなくて亀ヶ谷団地の住宅があるんですけど~~。
平成21年・・・って、少し前に改修したんですね。
小坪階段口に行くには、もちろんトンネルを歩きます。
ここ、むかし友達と深夜に車で行って、トンネルの中でエンジン切ってライト消して・・・などとしたものですが何事も起きませんでした。
もちろん、今日、この日も子連れ自転車のおばさんや、バイク、自動車がバンバン走ります。
出るなら隣のJRのトンネルにはなんで出ないんでしょうねぇ。走る電車の窓に白い手が~~ってね。
全然怖くないですよ。箱根の濃霧のが怖いです~。前は見えないしイノシシ横切るし、道路脇崖だし・・・笑
ああ、また脱線しちゃった~。
↑で、トンネルを出てすぐの交差点対角線上の写真の黄色い車の上の階段が入口です。
この道をまっすぐ行く(っちゃう)と逗子マリーナに着きます。笑
トンネルが上下線用2本づつの6本あるので、ちょっと変な風景ですね。写真左の土手裏にもトンネルがあります。
↑は階段から、歩いて来た道を撮ったところ(左のトンネルが小坪トンネル)
急な階段を上っていくと、いったん平地に出ます。
(おっ、晴れてきた!)
アザミの咲き乱れる草原(笑)の平地を過ぎたら、また急なハイキングコースの階段を上ります。すると↑一気に名越切り通しの第一切り通しと第二切り通しの間に出ます。(このコースが一番短距離だそうです)
第一切り通しに行ってみても数分ですから安心ですよ。
↑第一切り通しを見て戻り、大切岸へ向かう途中に”まんだら堂”というこれまたバーミヤン(レストランじゃないですヨ)あたりにあるやぐら群に似た遺構が見られます。
いえ、通常は閉鎖されているので見られません。看板にもそう書かれています。
え?また釈迦堂みたいに勝手に入ったのか、って?
違いますよ~。今日は公開日なんですよ~。
こういうのを見ると、きっと遠く、シルクロードを通って仏教と合わせて人を埋葬するという風習が伝わってきたんだと思いますね。
初期の鎌倉ではほぼ野ざらし放置だったようですから・・・。(平民はほぼ風まかせ~~)
まんだら堂の展望台から逗子の海が見えます。
さて第二切り通しを抜ける手前には・・・。
左手に火葬場が見えます。これは6つあるトンネルの真ん中の”逗子トンネル”とJRの名越トンネルの間に建ってます。こういう風景、横浜金沢区のみずき町の火葬場横のハイキングコースに似てますね。これが、いつのまにかキャッシー○○さんのせいで小坪トンネルがバケトンにされてしまったんですな。うそつき~笑
大切岸(おおきりぎし・と読みます)手前のここも石切り場の跡でしょうか。絶壁になってました。落ちたら痛いよ~~。
まんだら堂から少し歩くと、すぐに大切岸に着きます。
石壁のような風景です。(実際、ここから鎌倉へ石を切り出していたようです)
そのついでに出来た壁が三浦一族からの防衛砦にもなっていたようですね。
大切岸には石壁の上と下を歩く2コースがあります。(最終的に同じところに出ますが)
下を眺めると・・・ほら、さっき歩いてきた道と雨降って傘を買ったセブンイレブンとか見えるし~笑。
数百年の風化で出来た幾何学模様が・・・。
鎌倉時代から今日まで820数年!アメリカはまだネイティブの人たちの時代でした。
ここの石から見たら、自分がここに来てこの写真を撮った、のはほんの一瞬の出来事でしょうね。
時代を通してあることはすごいことで、そしてある意味、はかない出来事ですねぇ。
そして、ここから黙々と歩き、行ったん逗子ハイランド横の、でも住所は鎌倉市浄明寺6丁目の幼稚園横を通り、衣張山へ向かいます。
登山道(ハイキングコースね)の入り口にはこんなお知らせが・・・。
そして、そのすぐ近くの森には・・・
さっそくキャンキャン鳴きながらモモンガのように木々を飛び交うタイワンリス出没っ!
地方から引っ越してきたひとが「わ~リスがいる~」って餌やるらしい。やめましょう。
衣張山までが森の中で見通し良くないから、つい写真を撮るの忘れてしまった。
幼稚園から約15分です。
途中の木立の合間から見えた大船の観音様。そしてむかしドリームランドにあった五重の塔も見えます。今は大学の図書館だとか・・・。
衣張山山頂(119.9メートル)からの風景です。
もしかして今年の登山って、まさか、これだけで終わっちゃうのかしらん。
でも1333年、新田軍が通った稲村ケ崎も、江の島も、箱根も~。見えます。
もちろん鎌倉市街だって。
山頂で家族連れの子供がガスコンロで作ったラーメンをおいしそうに食べておった。
こんど僕もコンロとお水とテントと寝袋持ってこなくちゃ…笑
今日はしょうがないから、コンビニで買ったおにぎりとお茶で許してね。
下山開始はたしか午後1時半だったような。
途中二手に分かれるところがあって、地図にも載ってなくて標識が無いから「迷った時は右」とばかりに降りたら、そこには大きな口をあけた石切り場跡がありました。中はお家一軒分ぐらいの大きな空洞が・・・。
灯り無しでここで一晩寝られるか試す人がいたらすごい!
さらに下山すると、巨石とカップルの道祖神がいました。けっこう可愛らしかった。
鎌倉側衣張山登山口に誰が名づけた巡礼道・・・。
登山口そばの標識の奥にあったやぐらも大きく人が立って入れる大きさで、そこの地層も関東ローム層むき出しでいい感じです。
※ちなみに黒い層は富士か箱根の火山灰のようで・・・。何層かあったので何回噴火したんだろうか。
そのまま進むと、あらら。「左・釈迦堂切通」の案内が。
今日はまっすぐ杉本寺へ。(この前行かなかったですから)
苔むした石段を見て、(※本堂は撮影禁止なものですみません)
本堂前から、さっき登った衣張山の稜線を眺めて・・・。
鎌倉宮から鎌倉駅に向かう途中の店に、稼働中の懐かしい自販機発見!
しかし、中身が無く、完売状態でした・・・。
鎌倉八幡宮では公開の婚礼の儀が行われていました。
お婿さんもお嫁さんもご親族も、公開結婚式ですから・・・カッコいい様な恥ずかしい様な・・・。
いえ、自分が勝手にそう思っただけです。
そして混み始める前の鎌倉駅をあとにしました。
さて、次回はどこへ行こうかな・・・・。