プチ旅で東京小金井市の「江戸東京たてもの園」に行って来ました~。

 

 最初「あの、ジブリの千と千尋の~」ってどこにあるんだろうか、て言ったら、

 小金井にあるよって聞いてたので、 小金井ってどこ?

 え~茨木?遠いなぁ・・・・あ、でも、たしかに「小金井」行きの東京上野ラインあるものね!

 こんな程度ですから。笑

 って、ちがうっしょ。

 調べたら東京都小金井市でしたね。まぎらわしい!!

 「小金井」行きではなくて「高崎」行きの電車で新宿乗り換え、中央線の東小金井下車しました。

 駅前のファミマの前にCoCoバスというコミュニティーバスがあって、ここからが便利というので載せていただきました。

 運賃もお財布に優しい100円です。(帰りは同じ路線で隣の武蔵小金井駅へ出られます)

 「江戸東京たてもの園」バス停から10分ぐらい歩きますが、桜並木を見ながら歩いたのですぐに着いちゃったような気がします。

 たてもの園の入り口前は広い公園になっていて、桜が満開でした~。

 風が吹くと桜吹雪が舞ってきれいでしたよ。

三井八郎右衛門邸庭にて・・・。

 

 おおっ、となりのトトロのネコバス風のボンネットバス発見!

 ウインカーがピコッと出て来るタイプですね。(ちなみに自分が小学生のころ、このウインカー使ってるバスで通学してました・・古っ)

 この横にあった常盤台写真(場)館は、今は少なくなった個人写真館が移築されて、なんとここのスタジオで、手持ちのカメラで写真を撮っていただきました!天窓からの自然光が磨りガラスを通して軟らかな光源でとってもきれいな仕上がりに。

 普段はそんなサービスしてないのではないかな~?

 おしゃれな洋館のデ・ラランデ邸は「武蔵野茶房」なるカフェもあって、まことにいいネーミングですな。

 混んでてコーヒーも召し上がれなかったです・・・泣

吉野家(なんか牛丼屋みたい)さんの農家では、こおばしい囲炉裏の匂いが・・・。

冬は寒そうだけれど、これからの季節はいいですよねぇ。

 

 ここは、激動の昭和の2・26事件で暗殺されてしまった高橋是清邸の復元家。

(赤坂の是清邸跡は広い公園になってますね。おそらくこの構えで246沿いに建っていたのでしょう)

 お二階の廊下の窓が宮崎駿の「千と千尋の神隠し」でモデルとなった窓があります。

武蔵野の森林ゾーンには「オオアラセイトウ」が咲き乱れてお花畑になってました。

 上村精華堂さんは化粧品店だったそうです。なんかこの電話のある風景、「千と千尋の・・・」に出て来るガマガエルの父役が居た番台の雰囲気に似てますね~。

 

 レトロな雰囲気が良いですね。

 1962年製都電7500系・・・自分と同じですね。この都電に乗ってみると、車窓から海は見えないけれど宮崎駿さんが描いた「中道」行き

電車が体験できます。

 神田の万世橋の交番。むかしはその近くに交通博物館があったですね。

 このタイプの郵便ポストは東京にはないかもしれませんが、鎌倉にもあるし、まだあちこちで見かけます。

 おおっ。懐かしの昭和の風景!

 ホーローの看板、ポンプ井戸、プランターではなく「鉢植え」、物干し、牛乳入れ・・・。

 自分自身、こんな風景の中に居た時代もありましたねぇ。

 昭和40年代の終わりごろまで、みんなこんなものでした。

 星一徹と明子が居そうなちゃぶ台。笑

 しかし、今のスマホ時代の子はこの電話器の使い方知らんのでは?

 都電側から奥にある「子宝湯」を望む風景です。

 温泉街とは違って、普通の町並みではお風呂屋さんは店の並びにあって、どんずまりにあることは無かったですけどね。

 いえ、自分が住んでいた町ではそうでしたもの。それとボイラーの煙突がないのがちょっと残念です。(温泉だとボイラーは要らないですね)

 でもこの風景は「千と千尋の・・・」湯屋へ行くそのものですな。よいよい。

 小寺醤油店の風景。このレジスターと同じものを使ってたお店が子供の頃にあったの思い出しました。

 また左上に、若い頃の石原裕次郎のポスターが!懐かしすぎる!!

 自転車とリヤカーもいいねぇ。

 むかしのお店の自転車はスタンドとかガッチリしてて、真ん中のフレームに商店名の看板とか書いてありましたね~。

 そういや、友達がよく言ってたのは「リヤカーの新車ってどこで売ってるの?」って・・・。たしかに(汗)

 

 子宝湯の内部。

 お風呂屋さんはご近所同士の社交場でもあったんですよね。今度○○さん家が建つので※棟上式するから行かないとね~なんて。

 でも、あんまり懐かしくないのは、ついこないだまで近所にあったからね~。仕切りの壁はこんなに低くなかったけどね。

 でもなんで、壁絵がだいたい富士山なんだろうね。

 女湯の方の山はどこなんだろうか・・・(すみません。山バカですので・笑)

 ※=当時、棟上式をする家が結構あって、その時にお金とか紅白餅撒くんです。

「千と千尋の・・・」でおなじみ、釜爺の仕事場のモデルの武居三省堂。

整然とした引き出しがすごい。

 最後に公園で桜餅を。

 この甘塩っぽさが「初恋」の味!

 しかし、 あんな不便な時代なのに昭和の風景って、なんで落ち着くのかしらん。

 

 携帯電話、インターネット、駅の自動改札、デジタルカメラ、コンビニ・・・。

 そんなものどこにも無くて、3C(カラーテレビ、クーラー、車)を手に入れるために一生懸命だった時代。

 「Always三丁目の夕日」みたいな、洗濯板から洗濯機になりはじめて、銭湯から自宅風呂になってね。

 我が家の白黒テレビにはカラーフィルム張って「カラーみたい」に見せてたこともあったなぁ。

 だいたい「カラー」なんて言わずに「総天然色」なんてね。 呼び名も冷蔵庫、洗濯機、掃除機の頭に「電気」が付いてた。笑

 

 きっと、そこには今のような便利さと引き換えの、ゆったりした時間の流れがあるからなんでしょうね。

 しばし、駄菓子屋で着色料こってりのお菓子を食べながら歩いたような、懐かしい想い出の時間を堪能させてもらいました。

 

 江戸東京たてもの園の入園料は400円。

 園内には自販機と休憩場所多数、他、うどんと洋食、喫茶のお店があります。