2月20日(日)に予定されていた第二回公演「ココペリ」は
役者の健康上の理由につき延期とさせていただきます。
関係者各位、また楽しみにしてくださっていたお客様方には謹んでお詫びを申し上げます。
大変申し訳ありませんでした。
潰瘍の診断から丸三日、続投不能を告げられてかなりからっぽな時間を過ごしてしまいました。
台本の執筆開始からここまでの四か月はあまりにも長く、大勢の人々の期待と後押しを背負った舞台を頓挫させてしまった無力感は本当に嫌になるほどです。
告知から二日、公演中止を知った方々からたくさんの激励の言葉をいただきました。
また今回スタッフとして参加して下さった面々からも、落ち込むのではなく、次にどう繋げるのかを考えようと
声をかけていただきました。
僕自身は勝手に死んでしまったような気分になっていましたが、舞台「ココペリ」はまだ瀕死の状態で必死に息を整えようとしていました。
「届くといいな」と頑張って始めたこの物語は今や、それを思えばとても簡単にやめると言えない日々と、期待して支援してくれた人々の期待と情熱で成り立っています。
青臭いと言われるかもしれませんが、それが僕の芝居のあるべき姿で、そうあろうと舞台を続けてきたはずでした。
なんとか体調を整え、今度こそ「ココペリ」を皆様にお届けできるようもう一度頑張ります。
どうか今一度、僕に機会をください。
公演中止は各方面に告知してありますが、知らずに会場に訪れるお客様もおられると思います。
埋め合わせになるとは思いませんが、せめてもの誠意の証として、会場の一角に「ココペリ」の衣装や小道具の
展示や、またお茶やお菓子が楽しめるような場所を用意いたしました。
「ああ、こういう芝居なんだ」という雰囲気を味わえるように、また延期後の公演のネタバレにならないようにスタッフみんなでやろうと立ち上げた企画です。
急ごしらえではありますが、せめてもの誠意の証として受け取ってもらえればさいわいです。