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      音譜音譜ありがとうございます音譜音譜



🎃こんにちは
今日で10月も終わりです。

10月は早かったなぁ・・
あっという間に過ぎてしまいました🤭あせる


 
     マロ子と散歩♡楽しいね



先日、出かけるために
駅に向かって歩いていた時のことです。


内科クリニックから出てきた
70代半ばと思われるご高齢の女性が
10mくらい先の歩道で、


  転んでしまった・・😱😱


文字通り、宙に飛びましたうずまき

その瞬間を
スローモーションのように
目撃してしまいました目


地面には躓くようなものはなく
ロコモ(ロコモティブシンドローム)だと
思われます。


あっ🤭 …と
駆けつけようかと思ったら、


ちょうど路肩にトラックを停めて
作業をしていた宅急便のおじさんが気づき

手を差し伸べ
おばあさんを抱き起こしていたので

わたしは必要ないね…と思い、

二人を視界に入れながら
その横を通り過ぎました走る人走る人


宅急便のおじさんが、
「すぐそこに整形外科病院があるから
 行くといいよ」と言っています。


大丈夫かな?

大丈夫かな?


・・と振り返り、振り返り
15mほど先まで歩いたところで、


 このまま行ってしまっていいの?
 
 年恰好も田舎の母に似ている。
 あれが母だったら
 おまえはこのまま立ち去れるのか?

 派手に転んだ高齢の母を
 他人様が見て見ぬふりして通り過ぎたら
 おまえはどう思う?


そんなことを思いながら、
ある寓話を
思い出していました。
    
       

ある小冊子に載っていた寓話。
どなたかが紹介していた法話?

題名も、筆者も覚えていないのですがあせる

ずっと心の中に
インプットされています。
内容もすでに曖昧で、
随所、わたしの編集になりますが (^^;;

だいたいこんな話です

       

もう一人の自分が見ている
 
             ・・・という話。


お寺の住職が高齢になり、
相応しい後継者を
修行をしている小坊主達から
選ぶことになりました。

みんなを集め、

「今から一人で森に行き ウサギを捕まえて、
   決して誰にも見られずウサギを仕留め、
   持って帰ってきなさい」

・・と言いました。

みんな、我先にと森へ走って行きました。


         


仕留めたウサギを自慢げに携え
一人戻り、また一人戻り、
みんなが揃いかけましたが、

日が暮れようとしている時間になっても
戻ってこない小坊主がいました。

みんなで、

「あいつはウサギを捕まえることが
   できなかったんじゃないか」

「臆病者め。ウサギを仕留めることが 
   できないんじゃないか」

…と、陰口をたたいていた時、

最後の小坊主がトボトボと帰ってきました。

手には何も持ってなく、
仕留めたウサギも見当たりません。


住職が、

「おまえは仕留めたウサギを持っておらんが
   今まで何をしていたんだ?」

・・・と聞くと、


「ウサギを捕まえることはできましたが、
 住職は、決して誰にも見られず仕留めろ
 とおっしゃいました。

 でも、
 ウサギの息の根を止めようとすると
 見ているんです!!

 辺りを見渡しても誰もいません。
 でも、見ているんです!!

 それは、
 もう一人の自分でした。

 ウサギを殺そうとする自分を見ていました」


「どこまで歩いても、どこに行っても
 もう一人の自分が見ているので、

 ウサギを殺すことができませんでした。
 住職、ごめんなさい」


        ・・・と答えたのでした。


         


それを聞いた住職が、
何と言ったのかは忘れてしまいましたが😥
この小坊主が後継者となりました。

この寓話の本当の真意についても
記憶が定かではありません😥


ですが、、わたしも、、


駅へ急ごうとする自分を
もう一人の自分が見ていました。


もう一人の自分
そのまま行ってしまう自分を許すの?!

母と重なる
ケガをしているおばあさんを残して
行ってしまっていいの?!

このまま出かけて
夜寝る前に罪悪感に苛まれない?



     わたしは、戻りました走る人DASH! 走る人DASH!



「大丈夫ですか?」

見ると、
地面に着いた両手のひらの皮がずり剥け
かなり出血しています。

ズボンで見えないけれど
体を支えた両膝からも
きっと血が出ているでしょう。


転んだことに動揺しているおばあさんに

「痛いですよね、痛いですよねあせる
 わたしも躓きますよ〜。あっ!と思っても
 もう止められませんよね〜」


「骨は折れていないと思いますが
  ◯◯整形外科に行きますか?」

…と 聞くと「行く」とおっしゃいます。

この地域にお住いの方で
その病院にも来院したことがあるそうで。


「一緒に行きましょう」

…と おばあさんの腕を支えた時、


     戻って良かった・・ と思いました。


「すみません、すみません。
 よろしいんですか?お時間大丈夫ですか?
 お出かけするところですよね? 」

…と おばあさんは言いながら
全体重をわたしの腕に預けてきたのです。


     一人で歩くには辛すぎたのです。


         


整形外科の受け付けは4階なので
エレベーターで一緒に上がりました。
   ( 整形外科が4階ってどうなんだろ⁉️汗 )


待合室の椅子に座ってもらい、
保険証と診察券を出してもらいました。

おばあさんはわたしに気をつかい
保険証をわたしに見せて

「わたしはこうゆう者です。
 ◯◯と申します。あなたのお名前は?」

…と おっしゃいました。

「△△マンションなんですね。
 知ってます、友達も住んでいます。
 わたしは◯◯です。家は □□なんです」

…と お伝えし、
受け付けの方におばあさんを託して
病院を出ました。


おばあさんは涙ぐみながら
何度も何度もお礼を言って下さいました。
正直、
一日一善!!
良いことをしたなぁ…と思いました。

自分ができることはしたぞ…と。
実際、おばあさんのお役にたてたと思う。

おばあさんも、整形外科で診てもらい
消毒してもらえば安心したでしょう。


        でも・・


わたしは、もう一人の自分
満足させるために行動したのではないか?

純粋に、おばあさんのために…
というよりも

もう一人の自分に言い訳がたつよう
動いたのではないか?

・・と、

どこか釈然としない自分に気づきました😥


         


いずれにしても
もう一人の自分は大切な自分に違いない。

このもう一人の自分に気づくことが
大切なことだよね


      おばあさんの傷、治ったかなぁ・・



 長くなりましたあせる

  最後までお読み下さり感謝いたします