こんばんは。

めだかです。



涙が出るぐらい嬉しかったことがあります。



先般の人事異動で私のチームに来られた方がいらっしゃいます。(Aさんとします)

それまではAさんは別の部署で働かれていましたが、そこでは私のとても印象に残る、そして感謝している指導者の方と一緒だったそうです。(その方をBさんとします)



Aさんが私にこんな言葉をかけてこられました。


「めだかさん、よろしくね。

Bさんからめだかさんのことは聞いていて、あの子はとてもいい子だから仲良くしたらいいよ、と言われてるんです。

仲良く仕事していきましょうね」



とっても嬉しかったです。



Bさん。

とても姉御肌の方で、今でこそ仲良くさせてもらっていますが、指導者の時はそれはそれは厳しい方でした。

厳しいだけでなく、仕事も精度とスピード感があり、完璧に出来る方でした。



しかし、厳しすぎて派遣スタッフさんが定着しない。

私は私で若かったこともありますが、会社のトイレで泣いたこともありますし、家にいる帰ってからも泣いていました。



ご自身と同じレベルを求められていましたが、あまりに出来ない私にBさんもイライラされているのが分かっていましたし、その空気がたまらなく辛い。



でも、Bさんに教えて頂いたことで、今の私があります。

Bさんに出会わなかったら、仕事に対する姿勢は全くなっていなかったと思います。



一度しか教えないから、次は聞かないで、の元で指導される。



会議の議事録も提出前に検閲を受け、真っ赤になって帰ってきて何度も何度も修正。



緊張のあまりケアレスミスは頻発。



挙げ句の果てには、ゴム印の並べ方でも叱られる。



でも、それもBさんの異動が決まっていて、早くご自身の後任にわたしを育て上げようとして下さったんです。



そして異動になられてしばらく離れ、とある日にお会いする機会がありました。

その時こんなことをおっしゃったんです。



「めだか、本当にごめん。

私はめだかに対してとってもキツかったと思う。

自分が異動して、新しいことを覚える中で、全く新しいことを習得するのはこんなに大変なことなんだって分かった。

それなのに私はきつかった。

本当にごめん」



と。



年上の方なのに、自分が悪かったとストレートにおっしゃる。

なかなか出来ないことですよね。



そんなBさん。

出来ない私、呆れ果てるしかない私、怒らせてばかりの私でしたが、その私を「いい子だから仲良くしたらいい」と人に言って下さる。

涙が出るぐらい嬉しかったです。



たまにブレることもありますが、私は私の生き方で間違いはないんだ、と分かりました。