この夏
従兄弟に
何年かぶりに再会した
しっかり者の奥さんと
5歳になる可愛い娘さんをつれて
ひと回りもふた回りも
いい男になっていて
とても印象的だった
前の仕事も
辛酸をなめながら
いまの仕事に転職し
またいまの仕事も
残業が多く大変だと
叔母から聞いていたけれど
手厳しいやり手の
従兄弟の姉は
‘’ 自分で選んだ仕事なんだから
しょうがないじゃない
男が仕事で大変なのは当たり前‘’
と一刀両断
でも
宮仕えの様々な苦労が
彼を腐らせることなく
人間的に成長させ
練らせていったのだなと感じた
彼のさりげない気づかいや
そつない会話のはこび方
親しいけれど
ほどよい距離感の保ち方に
すごく大人の男を感じて
一緒にいて安心感をおぼえた
奥さんも
さばさばしていて
気持ちの明るい女性で
一緒にいて
とてもほがらかな気持ちに
させてもらった
若い時は
若さで覆い隠せているが
年齢を重ねていけばいくほど
その人の生きざまみたいなものが
その人自身に
顕著に表れていくんだろう
年齢を重ねることによって
無駄なものがそぎ落とされて
人として練られていけるのなら
歳を重ねることは
辛い部分もあるかもしれないけれど
悪いものじゃないかもしれない
みんな
いろいろあるけれど
しっかり生きてる
わたしも
生きよう





