『一期一会』という言葉がある
茶席で
たとえ同じ人々が会するとしても
今日の茶会は
ただ一度限りの茶会であるから
心をこめてもてなすようにと教える
茶道における
お茶会の心得をあらわす
井伊直弼の茶湯一会集から
生まれた言葉だ
1度だけのかけがえのない
出会いであると思えばこそ
それにふさわしい衷心からの
もてなしをしようとの心づかい
きょう生きる1日も
明日生きる1日も
一期一会の
わたしが出会う
たった1度しかない日なのだと思う時
たとえその日が
辛く悲しい
ただ虚しく過ぎていくような日に
なったとしても
その日出会うわたしの心に
衷心からのもてなしをしたいと思う
わたしの心に
『一期一会 』の
衷心からの茶をいれてあげたい
