病院からの帰宅途中、運転をしながら悶々と考えました。


自分のせいでおとちゃんが亡くなってしまった、と自分を責めた母。

確かにおとちゃんは母の側で亡くなったけれど、それは母のせいではないと私は思っていました。


誰のせいでもない。

もちろん私のせい等とは全く思っていませんでした。

でも、病院を終えてから後悔の気持ちが生まれ、おとちゃんへの申し訳なさで心が一杯になりました。

もっと早く病院に行けばよかったと後悔、そして毎日の生活を振り返り後悔。。

毎日ペレットの量は気にしていましたが、せがまれるままおかわりを与えてしまった事が何度あった事か。


寝る前はあまり食べ物を与えない様に、と知っていながら「フォニオパディならカロリーも低いから…」なんて言い訳しながら何度与えた事か。

おとちゃんは食いしん坊で、いつも「もっともっと!」と欲しがりました。

「ご飯はおしまい。もうだめだよ」と言うとおとちゃんはプンプンとケージに戻り足元のフンの間に落ちているペレットの欠片を突いたり、水をがぶ飲みして水分の多いフンを出し新聞紙をビチョビチョにします。

その度に「仕方ないなぁ、ちょっとだけだよ」と何度もご飯を足しました。


「今日だけだよ、ちょっとだけだよ」なんて、口ではいうのですが結局私はおとちゃんの食べる姿が大好きなので摂生の手は緩みっぱなしだったと思います。


食べる姿は本当に可愛くて幸せそうで。。

この美味しい毎日がおとちゃんの命を短かくしてしまった…

大好きだったのに、この先何年もずっと一緒にいられるはずだったのに。
謝っても後悔してもおとちゃんはもう戻らない。
どうしよう、私のせいだ。ごめんなさい。

そんな気持ちで一杯になった病院の帰り道でした。