2023年2月16日 連チャンの大浪ケ池
昨日15日の夕日、今日16日の朝日と2日連続で大浪ケ池を粘った。
天気予報では二日ともに晴れ。しかし本州なみの寒波は来ない。
であれば、霧氷は期待できない。
昨日は午後から大浪ケ池(「大浪池」と書いて、オオナミノイケと言うのが正しいのだろうか)に登った。
平日だがそこそこ登山者はいる。
まずは、なんだか初夏の景色みたいな樹林帯を気持ちよく登る。
大木の一つ一つに歴史がありそう
汗をかかないようにゆっくり登ったが、それでも汗だく・・・
この日は東側から目の前に新燃岳を見る。
ド迫力! こんなに近づいていいのだろうかという距離。
ゴーゴー唸りを上げる噴煙
その噴煙の左側の流出した溶岩(アップにすると凄まじい)
さあ、この日のメインディッシュは薩摩半島に沈む夕日だ。
18:02、来た来たキター・・・・厚い雲の中にシュッと消える。
夕日は待ってくれない
最後の力を振り絞って輝く
日が沈むと夜になるのは早いもので、あっという間に暗くなる。
そそくさと片付けて、暗い山道を下る。
ヘッドランプはモンベルのUSB充電式だ。なかなか使い勝手が良い。
しかし、今回は気合を入れて充電してきていないので、節電モードで一番暗い明かりで細々と歩く。
夜はえびの高原で車泊。
明けて今日16日。
いざ今日も大浪ケ池へ参らん!
4時45分から登山開始。(物好きだねえ)
山仲間から教えてもらったジオグラフィカアプリを起動するが、結局分からず、ログが取れていなかった。ザンネン。
勉強不足だ。
今日は大浪ケ池の西側で待機する。
ちゃんと昨日ロケハンしていないから場所の選定に迷う。
ここでいいだろうと場所を決めると、三日月が湖面(池面)に反射しているではないか。
このリフレクションは逃せない、と急いでカメラをセットする。
二つの月と国分の街の夜景が美しい。
三日月だが星に露出を合わせているためボワッと輝いた
今日は寒いからバッテリーの消耗が激しくなると、カイロのほかにレンズヒーターやカメラを覆うフリース、ダウンなど諸々を用意してきたのでそれらもセットすると、怪しい武装スナイパーのようだ。
朝日も一気にやってくる。
この場所からは高千穂峰も新燃岳も見えない。悲しい・・・
しかし!湖面(池面:イケメン…??)は見えてそれはそれで変化をつけてくれる。
気が付けば、カメラマン(ウーマン)はほかに2名いた。
う~ん、玄人っぽい。
7:01朝日が来た
もろに真正面だからゴーストが出る。
いやはや難しい。修行が足りん。
池面の薄氷が綺麗
周りはどんどん明るくなってくる。
なんだかんだで5時半から8時半まで3時間もいた。
カイロやダウンはあるが、夢中でカメラをいじっていると、指の感覚がなくなっているのも忘れていた。
バッテリー交換の際にビニル袋を開けようとするが、指がビニルをつかんでいる感覚がない。冬山を思い出す。
口で強引に開ける。やれやれ。
朝が来た。宮崎方面も大隅半島、薩摩半島も明るい。
ここは寒いが、こんな穏やかな早春がそのままやすらぐ暮らしであってほしいと願わずにはいられない。
さて下ろう。
がんばる霜柱
これから登る登山者数人とすれ違った。
このルートから韓国岳を目指すのは登りが好きな人たちだろう。或いは、池と山の両方を楽しもうとする人たちかもしれない。
やはり霧島は南九州を代表する名山・名連山だ。(2回目か)