以前の職場で部下から問いかけられた言葉。

「オレコンナニガンバッテルノニドウシテデスカ?」

どうしてですか?の問いは色々な種類があって…

どうして給料が上がらないんですか?
どうして誉めてもらえないんですか?
どうして他の仕事をやれないんですか?
なんで役職をもらえないんですか?

など…

そりゃね、順番だってあるしね~って話をしていたけど…
どうしてですか?

なぜですか?

 

と正論のように言ってくる始末。

確かに頑張っているようには見えてましたよ、一応ね。

数少ない若い人材なので丁寧に育ててやろうかな?って思っていました。

 

そしたらば、、、調子に乗ってコレです(笑)
当時はそのナンデ君はアラサー。。。

色々と見えてきた頃。

自信と過信がごちゃ混ぜになっていた頃。

 

直属の上司が自分を認めてくれない!と3段階くらいを通り越して私に来た。
まぁ当時の私はそこの社屋の長だったので私の上には経営陣しかいない。

おいおい、、、順番ってものがあるじゃないか?と。

飛び越えてくるのはいかがなものか?、と

これは色々と教えなきゃならんな~(笑)
当時はモラハラもカスハラも無い時代。
あるのはパワハラとセクハラのみ(笑)

ならパワハラギリギリで言っておこうかと次の言葉を伝える。

 

「頑張ってる、頑張ってるって自分で言うのは俺は違うと思う」

「あいつ頑張ってますよって他人が言うような人が頑張ってると思う」
「自分で頑張ってるっていう奴は大概まだまだな人が多い」

「そしてそんな奴ほど上司の批判をする」

「上に立ってる人はアナタが知らない時にアナタ以上に頑張っていたんだよ」

「まず、自分で頑張ってるっていうアピールをしない事かな」

「あとね、自分だけが頑張ってると思っているかもしれないが…アナタ一番頑張ってないよ」

と最後に強烈な言葉を言うと泣いた(笑)
アラサー

 

「じゃぁ僕はどうすればいいんですか?」と泣いた(笑)

 

「悪いけど、、、それは君の上司と話なさい」

「それが組織であってそれが仲間というモノだ」

「次来る時は上司と来なさい」

 

と答えた。

 

そして・・・

 

「いつまで学生気分でいるんだい?」
「学生気分でやってるつもりないというけどそうは見えないよ」

「学生はお金を払って知識という対価を得る、所謂お客さんだ」

「会社員はお金をもらって相手に対価となる何かを渡すんだぜ」

「アナタはまだまだ自意識過剰でまだまだ未熟であることを認めなきゃね」

 

と言うと、、、少しだけ目が輝いたように見えた。

 

評価についても教えてあげた。

 

評価とは…

 

「自分が他人と比較して得るものじゃないんだよ」

「あの人より俺は仕事が出来るのになんで俺は…は違う」

「昨年の自分よりも成長しているかどうか?が大事なんだ」

「アナタが言っているあの人は昨年よりこれだけ進化したんだ」

「だから評価に値したんだよ」

「自分自身の目標もいい加減で未達なくせに認めろって言ってもね」

「一番大事なのは…早くて正確、二番目は遅くても正確、三番目は早くて不正確、最後は遅く不正確、今の貴女は三番目の評価だ」

 

コレを人生の役に立てなさい。

 

このように言った。

 

あれから10年。

お互いに別の会社に転職した。

 

転職直後に前の会社のその部署は無くなったから俺たちは先見の目があった(笑)

いまでもその部下から連絡が来る。

 

地元の超一流企業に無事に入る事が出来て上手くこなしているらしい。

そして常に「言われた、その事」を念頭に仕事しているんだそうだ。

 

家庭でも親戚関係でも仕事でも自分は自分だけがと思っている人。

こんなに家事も子育ても頑張ってるという女性。

こんなに遅くまで仕事してさらに家事も手伝ってるという男性。

 

引いて見てごらんなさい。

 

まだまだじゃないか?
 

オレコンナニガンバッテマス…
オレバッカリ…
ワタシバッカリ…
ビョウドウナノニ…ナンデ???ドーシテ???

頑張ってないわけじゃないのは分かってるけどね。
君だけじゃないんだよって事だ。