ブログネタ:失恋したことある?
参加中恋を失う.
と書いて失恋.
愛とは違う.
ひとりでする恋.
ふたりでする恋.
語る恋.
語られる恋.
いろんな恋がある.
「恋愛」と呼ばれるものはたくさんしてきたけど,
「恋」と聞いて思い浮かぶのはひとつ.
でも,本当に,突然に,私はその恋を失った.
授業中に目が合えば嬉しくなって,
席替えで隣になればドキドキして,
誰にでも優しくたくさんの友達と話す彼を見て幸せになった.
彼が私を好きだというのは知っていた.
彼の夢に私が出てきたという話でからかわれる姿を横目で見て,知らないフリをしたけど,嬉しかった.
二人で学級委員の仕事をするときには,目には見えない緊張感がなんだか心地よかった.
彼が私に告白してくれたとき,私は断ってしまったけど,
やっと自分の気持ちに気付いた.今度は私から・・・.
二人で学級委員の仕事をするときには,目には見えない緊張感がなんだか心地よかった.
彼が私に告白してくれたとき,私は断ってしまったけど,
やっと自分の気持ちに気付いた.今度は私から・・・.
そう思ってたのに.
本当に,突然だった.
幼馴染が授業中に後ろを向いて言った言葉.
「あいつ引っ越すじゃん」
私だけが知らなかった.
クラスで私だけが知らなかった.
クラスで私だけが知らなかった.
彼の口から私に伝えたい,という彼の希望をクラスのみんなが叶えようとした結果.
私だけが知らなかった.
その日の放課後.
教室でひとり,進路希望調査表を出し忘れて居残りさせられる彼.
「引っ越すの?」
「・・・うん」
さびしそうに答えてた.
きっと,私がさびしそうに聞いたんだね.
びっくりするほど,
文字通り,涙が枯れるほど,泣いた.
毎日,泣いた.
遅かった,いろんなことが遅かった.
どうして,これからだと思ったのに.
泣いても泣いてもどう受け止めていいのかわからなかった.
どうやってこの恋を,失えばいいのか.
どうしたら失うことができるのか.
苦しくて苦しくて.
失恋することすらできない.
こんなに苦しい恋があるもんか,とひたすら枯れても,涙を流し続けた.
3学期の終業式,みんなの前であいさつをする彼.
彼の制服のボタンは4つ.
一番下のボタンが上から2つ目のところに付け替えられていた.
なんだかやっぱり,私たちだけの秘密のような気持ちになって嬉しくなった.
その日は一度も話さなかったけど,なんとなくつながっている気がした.
「ボタンが欲しい」
と電話したのは私.
休みの日に家まで行ってもらった第2ボタン.
みんなには秘密.
彼が引っ越すことをクラスで知らなかったのは私だけだけど,
このことを知ってるのも私だけ.
笑って別れた私たちはこのとき,やっと,”失恋した”.