妄念会。 | 反省人生最前線。

妄念会。

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 へんてこギター撮影会の仕事終わりで、京都は長岡京のお店に忘年会に連れてってもらった。「何屋すか?」「つくね屋。」と。つくねがウリとは。長岡でつくね屋。これはもぅ得体の知れないドラマを感じる。
 或る男がいる。学生の頃、何となく始めた焼鳥屋のバイト。卒業してからもその流れで飲食店に就職。忙しく毎日は過ぎ、従業員から店長に。いつしか仕事のペースもつかみ生活も安定し、その頃、申し合わせたように、友人の紹介で知り合った気立ての良い女性と結婚。二年後、元気な男の子をもうける。時は経ち、息子は小学生に。家庭の事を考えれば、冒険は避けなければならないが、俺だって男だ、たった一度のこの人生、自分の力で勝負がしたい。よし、独立だ、と。そこで考える。店を立ち上げるにつき、俺のウリは何だ?そぅだ、つくねだ。つくねこねさせたら、俺ぁ誰にも負ける気がしねぇ。では何処に店を構える?競争の厳しい都会で戦うには、つくねは余りにインパクトが弱いのでは?しかし田舎町でつくね屋では逆に攻め過ぎか?うーむ……‥よし、長岡。
 ぁー美味かった。