「ヤバい経済学



東洋経済新報社
スティーヴン・レヴィット,
スティーヴン・ダブナー,
望月 衛



ヤバい経済学!

この本の内容は経済学だが、社会学より。

よくビジネス雑誌でも取り上げられてる最近流行の
行動経済学かな。

ほとんどは、解析にものをいわせ、経済現象や
社会現象の原因分析や、表面に現れたデータから
現れない現象 をあぶり出す、という話題だ。

料理は材料が大切なように、最も解析に
向いたデータを手に入れて、上手にさばいてあるので、
意外な結果をどんどん説得されて しまう面白さがある。


また、著者は、経済学はインセンティブの学問である、
と説いている。
つまり、
人は自分の欲しいものをどうやって手に入れるか、
他の人も同じもの が欲しいと思っているときにどうするか、
それを考えるのが経済学だ、ということ。

複雑にからみあう経済的・社会的・道徳的インセンティブ
の調整により、現 代社会は秩序を保つことが出来ている、
という考えだろう。


「数字に表しにく人の心を定量化する」
まさに経済学の極意だと思った。

こういう本があれば、もっと経済学はおもしろくなるだろう。



原題「Freakonomics」を「ヤバい経済学」と訳した事にも
キラリと光るセンスを感じた。
文章もうまいし、訳者の訳も軽妙でリズム感ありますので
翻訳本としてもクオリティ高いやろうか。

難しい計算式は一切出てこない、「文系にも易しい本」となってる。
経済学部1年生に読んで欲しいかな。

オススメ!