北海道を徒然とリベンジ。じゅうはち | 津々浦々を徒然と行く。

津々浦々を徒然と行く。

まあ、色々と。色々と。



たどり着いたのは天然豊浦温泉 しおさい広場。


海からも近く、山々も見渡せるうえ 
その山々の間をたまに貨物列車が通る なんとも言い難い 沖縄にはない景色。



あとカラスが多い。


沖縄にももちろんカラスはいるし 個体でいえば、下手したら北海道のカラスより大きいかもしれない。



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でもこんなに大群ではいない(`・ω・´;)



カラスだけですでにカルチャーショック。
前回から合わせると、もう一週間は北海道にいる計算になっても、やはり北の大地。
そう計り知れるものではないのだ



すぎ1さん「ではちゃちゃっと準備します。すみませんが、少しだけ手伝ってもらっても良いですか?」





紫苑「もちろんですとも(=´∀`)人(´∀`=)」



 


すぎ1さんが 食材やらガスコンロやらを手際良くセットしてゆく。
というか、ブログには書いてないけれど 朝の観光途中に札幌ドラッグストアという、道内チェーンのお店に寄っていた。


その時に昆布やら食材数点買ってたのだが




まさかBBQのためだったとは





てっきり自宅用だとばっかり(・ω・`;)




ガスコンロのセッティング、包丁などの洗浄、すぎ1さんが慣れた手つきでBBQの準備をしていく傍ら






テーブルのセッティングに限界を迎えた紫苑





ふと、北海道の山々を見つめ、「慌てるな、慌てるな。」と己に諭す

その山々の合間を通りゆく貨物列車。








紫苑「あ、あの列車もしかして・・・・・・(=´∀`)」






BBQの準備を着々とすすめるすぎ1さん


「ええ、北船岡駅に行きますよ。(´∀`=)」







紫苑、完璧な足手まといである。





すぎ1さん「というか、すみません。今思ったんですけど、テーブル出さなくていいかもです。ベンチがあるので、あれ使いましょう(=´∀`)」






足手まといのうえ、謝らせてしまった。




紫苑「あ、じゃあしまっておきますね~(´∀`=)」


これなら大丈夫。
なにせ今の今まで設営をしていたのだから。
さっき開封したテーブル、元の位置くらい完璧に把握して・・・・・





把握して・・・・・・







把握・・・・・・・









あれ?





紫苑「こ、ここがこうして、こうなって入ってたから・・・・あれ、閉まらない・・・・・おかしいな(・ω・`;)」




すぎ1さん「そ、そこまでこだわらなくてもあとでまとめて片付けるから置いてていいですよ(=´∀`;)」







紫苑「だ、大丈夫です!大丈夫です!すぐ片付けますから!!(`・ω・´;)」







一体何がどう大丈夫なのかわからないが


そこから5分







紫苑「完璧です(`・ω・´)」





すぎ1さん「お疲れ様です(=´∀`)」










紫苑、完璧に足手まといである。




しかも、テーブルの箱は不自然なほど膨らんでいる。




これで「完璧」とは傲慢甚だしい。




すぎ1さん「あ、じゃあこっちやってもらっていいですか?にんじん、ジャガイモなどの皮むきです(=´∀`)」





紫苑「任せてください(`・ω・´)」







ガスコンロのポンピングをしながら具材切りにはいるすぎ1さん。
皮をひたすらむく紫苑。




山間を走り抜ける貨物列車。









紫苑「あ、あの列車ももしや・・・・・( ´ ▽ ` )」



すぎ1さん「ここを通る列車は全部北船岡駅に行きますよ(´∀`)北船岡駅からここまで線路は一本しかないので」








もはや邪魔である。


だがしかし、本当に怒ることなく 丁寧に対応していただいて申し訳ありません。
ちゃんと皮むきます(´Д` )




すぎ1さんはミニコンロもとりだし、汁物をつくりはじめる。
じゃがいもやにんじん、そしてもいれる。




紫苑「あれを見たあとで鮭を食すというのもオツですねえ~(=´∀`)人(´∀`=)」



すぎ1さん「こういうのも沖縄ではできないかなーと思って(´∀`=)」



もう、本当に楽しみでなりません(=´∀`)人(´∀`=)
ここでガスコンロの火が消え始める。


紫苑「あ、すぎ1さん 火がきえました!(´Д` )」




すぎ1さん「あ、消えちゃいましたか。一応もうひとつミニコンロあるのでそっち使いましょうかね」





紫苑「ボーイスカウトでやって来ました(`・ω・´)僕がポンピングしますとも!」





すぎ1さん「あ、じゃあお願いしても良いですか?」






紫苑「はい!(`・ω・´)」








しゅこしゅこしゅこしゅこしゅこ・・・・・・・・





すぎ1さん「ふー、具材切り終わりましたが、コンロどうですか?(`・ω・´)」




紫苑「いやー、もうこれでもかというくらいやってみました(・ω・`;)」



すぎ1さん「ではでは・・・・」




シュッ!







紫苑「・・・・・・つきませんね(・ω・`)」





すぎ1さん「(・ω・`)ちょっと失礼しますね。」







紫苑の限界をあっさり超えてポンピングするすぎ1さん。
非力すぎる紫苑。






邪魔確定である




ところが、コンロも 調子が悪かったのでミニコンロを出してもらうことに。




すぎ1さん「すみません、準備が足りてませんね。反省です。(´Д` )」




紫苑「(・ω・`;)いや、そんな。ここまでしてもらってますし、僕さっきから邪魔しかしてないですし、任せてとかいいつつ、具材切らせた上、ポンピングもさせてますし








ということで、ミニコンロの上にジンギスカン鍋を置きます。

すぎ1さん「もちろん、北海道のBBQといえばジンギスカンです。焼くことも楽しんでみてください!」




紫苑「なるほど。では、私が昨日札幌のジンギスカンで行った焼き方を実際に・・・・・」



すぎ1さん「あ、あの、野菜おく前にあぶらをしっかり鍋にぬりつけてください(´Д` )」








初っ端から違ったよ





あぶらを鍋全体にしっかりぬり
野菜を博物館の展示物のように丁寧に置く紫苑。


紫苑「こういう感じですね?(`・ω・´)」




すぎ1さん「いや、陽が暮れますよ?鍋の上で野菜と肉を混ぜ合わせて一緒に焼きます。(`・ω・´;)」







どれもこれも違ったよ。(´Д` )





だから昨日店員笑ってたのかちくしょー




そうしてすぎ1さんの指導のもと、じっくりゆっくり焼きついに・・・・・・







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ジンギスカンと鮭の荒汁完成です。



少し陽も傾いて、朝より肌寒くなった午後。一口のんだ鮭の荒汁が体に染み渡ります。(´Д` )

そしてジンギスカン。
野菜と肉が絡み合って、野菜のシャキシャキ感、肉のかみごたえが 口の中で共鳴します。





美味え・・・・・・









紫苑「超おおおおおおお美味いっすねええええええええ(´Д` )」




すぎ1さん「でも昼飯遅くなっちゃいましたね(´Д` )申し訳ないです、たくさん食べてください(´Д` )」




紫苑「いやいや、こんなにしてもらって文句なんて何もありませんよ(´Д` )本当にありがとうございます。」




肌寒い風

海の匂い

カラスの鳴き声

揺れる山々


鮭の荒汁を食べながら遡上を思い返し切なくもありがたい気持ちになる。


紫苑「この肉も魚も生きてたんですねえ(・ω・`)でもこうして食べられて、それで僕らは生きてるんですよね・・・・」



すぎ1さん「そうですね。一生懸命生きてる命を頂いて生きてますからね。本当にありがたみが出て来ますよねえ(´∀`=)そういった部分まで考えていただいて僕も嬉しい限りです。」



紫苑「どうしても考えちゃいますよねえ(=´∀`)生命の強さをすごく感じます。」





話もはずむ、ご飯も美味しい。
鮭や肉だけでなく、じゃがいもやにんじんも生きて、生きて、そして今食べられている。



命なんて無駄にできるもんじゃねえ(`・ω・´)
俺は確かに今、地球に生かされているんだ(`・ω・´)




すぎ1さんいなかったら絶対泣いてた。
もう単に栄養摂取としてご飯は食べれない。



北海道の大地を、生命の強さを、しっかり感じた食事のひと時。
こんなに感動的な食事はもう2度と来ないかもしれないと思えてしまうほど最高でした(=´∀`)人(´∀`=)



肌寒い風

海の匂い

カラスの鳴き声

揺れる山々



山々の合間を走り抜ける貨物列車。







紫苑「あれも北船岡駅に行くんですね(=´∀`)」






すぎ1さん「はい(´∀`=)」








確認までしだしたよこいつ。





人の性格もまた、簡単に変わることのない 重要な資源なり。(笑)





つづくなり。