うた果たしてこの木は曲がってますか温情にうもれ些細な反転を見逃して言葉が垂れて、尽きたてた刃は 仏の繕う親と人の指の間を力なく通り抜ける。草が呼ぶ天が呼ぶ水道が破裂する星空が闇を分断する金輪際、手を触れるな とのたまい空気にその身を溶かした時は影さえも映らず猛追する鳥の群衆に 焦がれて堕ちる。果たしてこの木は曲がって見えますかそして、あなたのみている景色は本当にあなたの視点でしょうか。