うたこの世界に特別な人間などいないんだよ人にない個性を持った人間も人にない能力を身につけた人間も等しく命はあるし全知全能ではないのだからそう言った私の顔はきっと笑っていたのだろう。まるで群衆を操る指導者のように、あぐらをかいて座っていたのだろう。それに気づいた俺こそ、特別な人間に違いない と確かに信じていたのかもしれない