うた | 津々浦々を徒然と行く。

津々浦々を徒然と行く。

まあ、色々と。色々と。


戸惑いなく突き刺した


この嘘は


くせになるほど甘い





ばれないようにと
また、この罪を重ねるのだろうか。




握りしめた携帯電話、いつもと変わらない1DKの部屋。






冷蔵庫のドアは開けっ放しで、





僕はただ、この甘みを覚えてしまう前に
誰かを傷つけてしまう前に



目の前にあった
檸檬を皮ごとゆっくり咀嚼する。