次のブースは、除雪トラックや各種除雪装置を製造する『(株)協和機械製作所』さんです。
北海道の除雪トラックでお馴染みのメーカーですね!
ここでは、空港用高速スイーパ除雪車SCB-250FAが展示されていました。

この車両は、フロントの高速回転ブラシで路面の雪や水分を飛ばし、荷台部分の高圧ブロアで残った雪を吹き飛ばします。
空港の滑走路は路面を露出させる必要があるため、この様なブラシ式除雪車が導入されています。

フロントブラシの素材はスチールと樹脂です。
なぜ2種類の素材を使用しているのか尋ねたところ、「回転中にスチールブラシが外側に広がろうとするため、樹脂製ブラシでそれを抑えている」との事でした。
樹脂製ブラシの割合が少ないのはそういう意味だったのですね。説明していただき納得しました。

高圧ブロアのノズルは車両の左右にあり、雪を飛ばす方向によって使い分けます。
画像は作業姿勢で、ノズルの先にスカートを配置する事で効率良く雪を吹き飛ばします。

油圧モーターでターボファンを回転させ、風速140m/sという強烈な風を作り出します。

展示車両はブロア付きの空港用ですが、道路用として除雪トラックのフロントプラウと使い分ける事もできるそうです。