今から数年前までは、高速道路の維持作業車両の多くに字幕式の標識装置が搭載されていましたが、平成10年頃からLEDタイプが導入され、現在残っている字幕式はごく少数になってしまいました。

昨年撮影した、NEXCO東日本 札幌管理事務所所属の除雪トラック(平成9年式)です。

この車両には森尾電機製の字幕標識が搭載されています。道路パトロールカーに搭載される折畳み式の製品なのですが、起立させたまま使用しています。
残念ながら、この車両は更新予定とされており、今年中に見納めになってしまいます。

そしてもう一台。同事務所所属の湿塩散布車(平成9年式)です。

こちらの車両には2段式の字幕標識が搭載されています。
この車両も同じく更新予定とされており、今年が見納めです。
年月の流れには逆らえませんが、毎年の車両更新の度に字幕式標識が姿を消していきます。
悌団除雪中の「除雪中 追越禁止」 → 「まもなく開放」 → 「除雪中⇒」 の字幕変更が見られなくなるのは寂しいですね。