釣ったばかりのホゴ(カサゴ)をたくさんいただいた。
煮汁を用意しておき、さばいたら煮つけて夕食に。と、思いながら、いただいたビニール袋を開けると・・・・1匹だけエラが動いてるやん。
ちょっと無理
あー。もうダメ。
どうしても触れなくて、急遽メニューを変えました。
明日にするつもりで、ビニール袋の口をしめて冷蔵庫の中へ。
ゆっくりエラを動かしながらビニール袋の中で時が来るのを待つのと、いっきにさばかれるのとどっちがいいんだろうと思いながら。
明日は、可燃物(生モノ)のゴミの日。
においの出るものは、明日捨てたい。
そんな気持ちの方が勝って、夜、みんなが寝静まってからビニール袋を取り出してみた。
うっ。まだ動いているやん
やっぱり明日にしようか…
ふと思いついて、「生きている魚 さばく」などのキーワードで検索かけてみた。
なんか、いい方法がないかと思ってね。
『命を奪って食べる~生きたフナをさばく』というタイトルで書かれている方を発見。
その方がいただいたのは、ホゴよりもかなり大きい新鮮ピチピチのフナを3匹(鯉くらい)。
怖気づいて初日は1匹。次の日もまだ生きていたのを、意を決して2匹。
うちに来たホゴよりも、かなり活きの良いフナだったので、悪戦苦闘 泣きながら そして自問自答しながら。
最後に書かれていたのが、
「殺して食べるてこんなに怖いことなんだ。だから、毎日お肉やお魚を食べるわけにはいかないと思うんだ。命を奪って食べるって考えながら、大事に大事に、ほんの時々だけ、動物を食べようね。(大騒ぎしながらさばいているのを見ていたお子さんとの会話)」
そして、こんな言葉も。
「魚を捌き慣れている人なら、なんてことないだろうけど、生き物を直接殺すというのは、イマドキの主婦には、あんまりいない。
自分で殺していない無自覚なお肉をポイポイ消費することがないように、時々、こうして「殺して食べる」機会が私に訪れる。」
うちは、毎日お肉やお魚をメニューに取り入れたい家族構成なので、この方のようにはいかないけど、命をいただくことの大切さを改めて認識したよ。「食べる」ということが、当たり前すぎて、忘れていた気持ちも一緒にね。
そんなことを考えながら。
すべての魚を。
意を決して。
夕食にいただきます。