青空が少し見える朝になりました
昨日は天候が荒れた1日だった関東です
今日も1日、全国的に荒れるようなので傘は必需品となりそうですね
さて、先日行った会議の中で公務員の体質について意見交換がなされていました
国や都道府県が唱えている
指導救命士が 署内の教育を担う存在であり続けることの重要性
その取り組みや 事例紹介を偉い先生からありました
それに対して公務員の体質で理想通りには、なかなか行かない消防本部が多いという話がありました
それに対しこんな話がありました
一般企業であれば、ガバナンスが求められており当然社員の成果は、管理すべき人が管理し、成果を求めなくてはいけない文化がある
消防本部で言えば各署長さんがそこについては責任を持たなくてはならないのではないか??
これって世間一般的には、当たり前のことです
しかしながら公務員の世界では、これが当たり前ではなくなっているのが現状です
成果を残しても残さなくても給料は平等にもらえます
人間は面白いもので、楽をしてお金を稼ぎたいと夢見る人は多いと思います
多くの公務員は多分、ここに当てはまるではないでしょうか
成果をあげたとしても、それに対する対価や報酬はありません…
ほとんどの組織が年功序列で昇格していき、仕事の成果にかかわらず要職につく人が多いと思います
特に消防は、最大の使命が
災害から国民の生命身体財産を守り、迅速かつ適切な医療機関に傷病者を搬送することとなっています
色々な解釈があると思いますが、極端な話、災害も傷病者も発生しなければ仕事がないということにもつながります
実際そんなことはありえませんが、こういった企業理念の中で働いていると一つ一つの事案が、何事もなく過ぎ去っていけばそれでよしと思っている職員は多いと思います
自分は就職して間もなくこの現状を肌で感じ、先輩や上司と意見交換をする中でも、ひしひしと感じている部分でもあります
かなり前のことなので通用したと思いますが
若いのに生意気いっていてるんじゃない
お前誰にもの申してるんだ
いい気になっって言いたいこと言ってるんじゃない
こんなことを20代の時には言われていました
その時の気持ちは今もかわりません
もちろん周りで賛同してくれる人が多くなりましたが、当時は出る杭状態でした
消防は待つ仕事だ
当時の責任者がよく口にしていた言葉です
果たしてそれで良かったのでしょうか?
だから消防のガバナンスができるわけもありません……
まだそんな意識を持った上席の人がいる組織は全国にたくさんあると思います
かなりうちの組織は若い職員が構成しているので、その辺は早いうちに意識改革が起きていると思いますが、時代は回っています
20代30代の若手職員の中でも、余計なことを何でするんだと言っている職員も若干いるようです
残念ですが、これが消防の現実です……
消防という企業の理念や中長期的な戦略計画など、まずそこを作っている消防本部がいくつあるでしょうか?
加えて各署長がその計画や理念のもと、ガバナンスの教育を受け、内部統制している組織がどこにあるでしょうか?
数年前に法律の改正があり、内部統制の必要性がうたわれています
官公庁においてもガバナンスや内部統制というところを意識して業務を遂行していかなくてはならない
そういったところを要職の方々が自覚をまずして、組織風土を変えていかないとならないと思います
救急隊員は本部内で教育する
これはまだまだ遠い未来像 なのかもしれません
先を見据えた計画とそれに基づ 細部にわたる指導体制の構築が、組織全体で調整する必要があると思います
せっかく消防に就職したんですから、誰からも頼られる消防官になった方がいいに決まっています
一人で組織は変えられません
だからこそ隣の人から、同じ机のグループから、同じフロアの人たちから意識を変えていかなくてはならない
まだまだ風土が変わるまでは行きませんが、この職場を勤め上げるまでには文化が変わっているといいなと思います
消防企業のガバナンス
昔々の組織の成り立ちから言うと 難しいですね
今を生きよう