人生最期の瞬間を考える議論 | いざ現場!救命士のブログ

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救急救命士の独り言です

どんよりとした火曜日の朝です☁️☁️ 

湿度が高めみたいですが、花粉も落ち着くかな😓 


 さて、数年前から救急現場で問題になっているDNAR蘇生中止があります💦 

 この問題は、超高齢化社会の影響を受けて国を上げて対策を講じるように通知が出ています❕ 


 しかし人生の最後を決めるこの問題は、そう簡単には対策を立てることができません😥😥 


 1つのガイドラインを作れば、よくも悪くも使われてしまいます😱 

 東京など大都市で作られたガイドラインは、人口が少ない過疎地に当てはまるわけもなくその逆も言えます😵 



 先日ある隊長と事案について議論をしました⤵️ 


 どこまで処置を実施すべきか💦 

蘇生拒否の書面がどこまで有効か💦 

ガイドラインはどこまで詳しく必要なのか💧 


 心肺停止になって数時間経った方に、どこまでの救命処置をするのか?

有効性とその判断について大議論に発展してしまいました😭😭😭 



 我々救急救命士は死亡確認はできません…… 

そして何もせずに傷病者を搬送することもできません……… 

 救急車を要請するということは、処置をしながら病院に搬送するという大前提があります❕ 



 そういったことを我々消防職員も知っておかなくてはなりません💦 


 そのためには丁寧な説明と関係者の同意が必要になります👍 

コミュニケーションの重要性がさらに求められていると思います💪 


 救急隊長の 若年化が進んでいる近年、自分の親族の最後に立ち会ったことがない 年代が隊長を担ったりしています💧 



 人生会議という本人が希望する最後の意思決定を、どういった場面でどの程度受け入れるべきか

その場に居合わせた家族はもちろん、臨場した救急隊にも大きく影響していると思います❕ 



 最終的には全ての状況を総合的に判断して決定する必要はあると思います💧 



 難しい問題ですが、数多くある心肺停止 症例に対しどのような対応がされているのか? 


しっかりと分析をし円滑な搬送につなげられるように考えていきたいと思います😊 




 今を生きよう