一つの曲の中にEmとEm7が出てきて押さえ方も違い苦労した事があると思います😥
7が付くと何がどう変わるのか!?
簡単に言うと、Emをお洒落な響きにしたものがEm7です。
逆にEm7をシンプルな響きにしたものがEmです。
この7という音が足される事でコードの響きにお洒落感を作り出しています
まず、Emの押さえ方はこうです
この6つの音名を↓の一覧表から当てはめると、
6弦0f(フレット)はE、5弦2fはB、4弦2fはE、3弦0fはG、2弦0fはB、1弦0fはE、と6つの音を同時に鳴らします。
6つの音を鳴らしますが、音の種類はE、G、Bの3種類だけです。
次にEm7の押さえ方はこうです
こちらも一覧表から音を当てはめてみますと、
6弦0f(フレット)はE、5弦2fはB、4弦2fはD、3弦0fはG、2弦0fはB、1弦0fはE、と6つの音を同時に鳴らします。
先ほどのEmと形はほとんど同じです。
唯一の違いは4弦の音がEmでは2fのE、Em7では0fのDに変わっています。
Emでは使われている音がE、G、B、の3種類でしたが、Em7ではE、G、B、Dの4種類に増えています。
この足されたDという音が7の正体です。
ルートのEから見て短七度という音程の音が足されています。
実際にこの二つを弾き比べてみると、、、あまり変化を感じないと思います😅
音の変化が少ない事と、変化している音が4弦というコードの響き全体の内声でちょっと分かりにくい音域に配置されているためです。
もう一度この指板表に戻りまして
4弦0f以外に、この近辺にいるDの音を探してみると・・・
2弦3fにもいることが分かります。
このDを押さえるとこのような形になります
この形だと4弦は2fのEを押さえていますが、指を離せば0fDを鳴らす事もできます
4弦0fのDと、2弦3fのD二つ鳴らしたものがこの形です
ここまででEm7の押さえ方が3種類出てきましたが、3つ目の押さえ方はDの音が2つ足されているので一番Em7感を感じると思います。
実際の曲でEm7というコードが出てきた時は、基本的に響きに指定がない限りこの3種類の内どれを押さえても構いません。
さらにEm7(EGBD)の中にはEm(EGB)のコードが含まれているためEm7と書かれていてもEmを弾いてしまっても構いません
Em7はEmをちょっとお洒落にしたもの、なので大きな響きの変化はありませんがふんわりとお洒落感を出したい時に使われます。
ポップスやジャズなどのお洒落な曲の時はもっぱらEm7、メタルやパンクロックなどの時はお洒落感よりもストレートな感じを出したいのでEmというように使い分けます。
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