Samsung、HDD事業の売却を検討か

Samsung claimed to be planning the sale of its hard drive unit

買収する可能性がある企業の1社はSeagateみたいです

これで売却が実行されると3.5インチのHDD製造メーカーはWDとSeagateの2社だけになりますね。

先月の3月7日に日立製作所はHGSTの全株式を43億ドル(約3500億円)でウェスタン・デジタルに売却することで合意したのが記憶に新しいですが、シェアの比率からしてSumsungもそのうちHDD事業を売却するんじゃないかなぁと思っていましたが、予想以上に早かったですね。

2010年の世界でのハードディスクドライブの出荷台数シェア

Western Digital 31.3%
Seagate 30.3%
HGST 17.2%
東芝 10.9%
Samsung 10.3%

Samsungは赤字のHDD事業を売却して、他の成長分野に投資することを検討しているとのことらしいです

ストレージの市場だと今はSSDの普及と技術的進化が著しいですし
HDDの将来性を考えたら必然的な流れなんですかね

実際HDDがSSDより優れている所といったら容量単価ぐらいしかないですからね

SSDが最初市場に出回わり始めた時はプチフリなどもあったせいで(プリフリといってもJMicron製のJMF601/JMF602を積んだSSDなんですが)、耐久性のことでいろいろな憶測が出ていましたがHDDとは比べ物にならないくらい耐久性が高いことも証明されてます(安物のNAND Flashを積んだものは除いて)

SSD耐久テスト
http://botchyworld.iinaa.net/ssd.htm
↑のSSD耐久テストを見るとSSDの耐久性が分かります

SSD全体に全体に書き込んだバイト数
Intel X25-V 40GB:894.8TB
I-O DATA SSDN-ST64H(東芝製NAND):886.1TB

Intelと東芝のNAND Flashは凄いですね、800TB以上書き込み続けても壊れないのとは驚きです。
MLCでこの耐久性ですからSLCではどうなることやら

個人がHDDで頻繁に容量の大きい動画ファイルをやりとりしたとしても100TBも超えないでしょ

映像のオフライン業者じゃあるまいし

HDDの場合頻繁に書き込みしてたら800TB行く前にヘッドが寿命を迎えることでしょう