そのうす青き玻璃の器に 宮沢賢治

そのうす青き玻璃の器に
しづにひかりて澱めるは
まことや菩薩わがために
血もてつぐなひあがなひし
水とよばるるそれにこそ

 (宮沢賢治「疾中」より)