約束の日知人の母が亡くなった月が変わっても先日まで毎日生活を共にしていたのに何年間もの時が流れた面影を頭に浮かべようとするのをためらって核心の前後を綴るように知人は言った何かの記念日に知人にとっては高級なバックを母にプレゼントしたらしいでも母はそれを使わずに特別な日に使うからと言ってワンコインで買ったバックを使い続けていた特別な日とはどんな日だったのだろうそれを聞くことも聞けることももうできない知人に僕は何も言えなかった夕飯は珈琲だけしか飲めなかった