昨日私たちは改めて、先週参加させていただいた東京生産技術研究所DMTC様による「The Search and Rescue」の社内報告会を行いました。

 

研修内容につきましてはこちらのブログをご覧ください。

 

DMTCの研修から、約1週間が経ちましたが、当日に受けた衝撃はそれぞれの中で全く薄まっておりませんでした。

寧ろ日が経ったからこそ、その時抱いた感情や防災意識を冷静に整理して、深みのある話し合いができたように思います。

 

特に全員が強く受け止めていたのは「言葉の重み」についてです。

言葉が人を救うこともあれば、逆も然り。

 

DMTCの沼田先生と片岡先生は、鬼気迫る面持ちで、悪意がなくても(善意であっても)私たちが何気なく放った言葉をきっかけに、それを聞いた人が命を落としてしまうことがあるのだと教えてくださいました。

 

驚いたのは、負傷者の方に「大丈夫ですか?」と聞くのは適切でない、ということです。

ひどい怪我をしていても本人にその状態やネガティブな発言をしてはいけないというのは、浸透してきているように思いますが、「大丈夫ですか」ではなく「応急手当てをしますから、もう大丈夫ですよ」と呼びかけるのが良いそうです。

 

 

もう1点印象に残っているのは、「声無き要救助者」について。

「助けて」「痛い」と伝えてこられる要救助者は、声が出る=呼吸ができている・意識も晴明ということ。

声の出せない要救助者こそ、意識不明や重症、もしくは声の届かない危険な環境にいるのです。

考えてみればわかることだったのですが、研修に参加しなければ思い至らなかったことだと感じています。

 

 

 

災害が起こる前の教育を担ってきた私たち株式会社白獅子ですが、会社としても次のステップへ向かう時が来ているのではないか。DMTCでの研修で被災後の状況や市民トリアージの方法を学んだ私たちはそう感じました。

 

ただ災害体験VRを提供するだけでなく、”災害体験VRによって変容した意識を、災害に対処するための知識と結ぶ”。

私たち白獅子として新しい使命を胸に抱き、災害時の生存戦略や避難所での適切な行動、防災グッズの使い方等、新しいコンテンツの開発も進めて行きたく存じます。

 

「災害体験VR」の先も見据えながら、私たちの持ちうるXR技術を駆使して、安全な社会のために広く貢献してまいります。

これからも皆様のご支援・ご指導をいただければ幸いでございます。

 

 

 

 

 

 

私たちは社内で定期的にランチ会を開催しています。

各地の美味しいものをいただきながら、文化交流を兼ねて、気軽に話し合う場を作ることで、全員がそれぞれ率直な意見を出し合うことができます。

 

今回、メインでいただいたのは私たちの本社がある岡山大学病院の近くCAFE Friendさんのベーグルサンド。

デザートには大阪のビスキュイテリエ ブルトンヌさんのガトー・ナンテというケーキをいただきました。

 

 

 

中身が溢れんばかりのベーグルサンド。

これでもかと言わんばかりに美味しいソースが入っていて、頬張るのに必死でした。

 

 

 

美しいガトー・ナンテ。箱までこだわりが見え、つい見入ってしまいました。

フィナンシェのような生地に甘いフルーツが乗っていて、見ても幸せ、食べても幸せな一品でした。

 

 

 

(株式会社白獅子 広報担当A)