30年修行しないと教えてもらえない行 | BLACK VELVETS

BLACK VELVETS

火水(ホシ)の舞踏と祝祭の音

シンギングボウル と霊性に
身体から働きかけるワークを
やっています

Kan.さんのワークは名前のないものが多い。

行の名前はないのだが行にまつわる話はしてくれたりする。

この「30年修行しないと教えてもらえない行」は私がKan.さんの話してくれた

エピソードから勝手に名づけた名前である。

この行を最初に大阪でおしえてもらった時、動きはかなりラフであった。

「こ、これは何なんだ?」というのが最初の感想で・・・・・

それを2年続けた。

厳密には大阪では全部で3つの動きを教えてもらったのだが

ある日の朝、この動きをやっていると胸から首、頭が

同時にかっさらわれていくような解放感を感じた。

2年後、名古屋でさらに詳しい動きを教えてもらい、

また続功した。

今日、寝起きにグラウンディングワークをしてから

やってみると7回行うのに20分近くかかった。

地軸を意識しながら行うと動きが停止したりします。

この行はカティカ・チャネルを開く為の行なのですが

同時に高度な呼吸法の鍛錬にもなっています。

しかも流動する丹田を作る為の行でもあります。

この行、本当に厳密に行おうとするともの凄く時間が

かかります。

自分でもクンルンを教えていて思ったのですが

やはり日本人は集団でなにかを行うとなると一緒のリズムで、

となりがちです。

それがある種の儀式ならいいのですが

こういった行法ともなると話は違ってきます。

自分のリズム・自分の呼吸を見つけ出さないといけない。

大衆の予定調和は一度破棄して個のリズムを取り戻さないと

天地とは繋がれない。

それはたった一人でしか行えない作業だと思います。

明日はウチではクンルン練習会なのですが

今度は逆に集団のリズムを使って個人のポテンシャルを

広げる作業をしたいと思います。

LOU REED 「find your note」