2020年4月時点でアメリカや中国においてレムデシビルなどSARS-CoV-2の治療薬の臨床試験が行われています。レムデシビルはエボラウイルスの流行を治療するために推進されたもので、既に安全性は証明されているため、臨床試験のプロセスを加速させるものとみられています。またHIV阻害薬であるロピナビルとリトナビルの組みあわせについても臨床試験がスタートしています。このほか、ウイルスを中和し肺の損傷を防ぐべくヒトのACE2を組み換える薬や、インフルエンザ薬Arbidol、血清療法、牛から得られた免疫グロブリンGを利用する方法など、さまざまな臨床試験の結果が、今後数週間から数カ月のうちに発表されるとみられています。
https://gigazine.net/news/20200417-sars-cov-2-vaccines-status-report/