家のリフォームとか片付けの番組が好きでよく見ているのだけど、アメリカで廃屋となっている家を買い取ってリフォームして売るという番組を見ていたら姉の家のことが思い出されてまたまた涙えーん

 

姉は20年以上前にアメリカで一軒家を購入して住んでいましたが、再発がわかって帰国するとき、その家は家族同然に付き合っていた近所の友人一家に譲ることに決めました。

 

友人一家はそのままでいいと言ってくれたけど、さすがに完全にそのままにはできないし、姉が持ち帰るものをピックアップする必要もあるし。

 

片付けや掃除が苦手な姉とそういうことが好きな私。必然的に私が渡米して帰国準備を手伝うことになったのだけど、実際に姉の家の現状を目の当たりにしたときはショックでした。

 

以前2回ほど遊びに行ったことがあったけど、その時はまだ比較的きれいな状態だったのに・・とても2週間では片付かないと思われる物と埃の山ガーン

 

必死で片付けて何とか人に見せられる程度にはきれいになったかな。

 

といっても大型家具や家電を処分する余裕はなく、そこは友人一家の言葉に甘えてそのままにしてしまったけど。

 

Beforeの写真はとても載せられないのでAfterだけ。

 

この片付け期間は、大量の物や埃と格闘するという物理的な大変さもあったのだけど、何十年も暮らした場所から病気という理由で去らなければならないという理不尽な人生の節目に立ち会うことになってしまった精神的つらさが大きかった気がします。

 

当の本人は意外とけろっとしていたのだけど。

 

昔から姉はそんな感じで、家で映画やテレビを見ていても私が号泣している横で姉は涙一つ見せたことがありませんでした。

 

とにかく私にとっては本当につらい期間だったけど今となっては行って良かったと心底思っています。

 

ひどい状態のまま家を引き渡さずにすんだことはもちろんのこと、迎えに行かずに姉が帰国していたらアメリカでの姉の暮らしを今も想像するだけだったと思うから。姉が普段どんな感じで暮らしていたか少しでもわかることが今心の支えになっています。

 

その後名義変更も終わって、この家は正式に友人一家のものとなりました。

 

友人一家には子どもが3人いて、長男が姉の家に移り住んでリフォームに取り組んでいてくれるとのこと。

 

「It will always be "〇〇(姉の名前)'s house" to us」と言ってくれたけど。

 

それは私にとっても同じです。やっぱりここは永遠に「姉の家」。

 

またこの家に遊びに行くのが今の夢です。